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「海からのストリートビュー」公開 Google、三陸海岸を海から撮影
海岸の景観を洋上の船から撮影する「海からのストリートビュー」プロジェクトでとらえた東北・三陸海岸の景観の写真をGoogleが公開した。
Googleはこのほど、海岸の景観を洋上の船から撮影する「海からのストリートビュー」プロジェクトでとらえた東北・三陸海岸の景観の写真を公開した。
公開したのは、今年6月から9月にかけて撮影した、大槌、釜石、大船渡、陸前高田、気仙沼、南三陸、雄勝、塩竈の8エリアの画像で、総撮影距離は400キロ。専用のマウントを使って撮影機材「トレッカー」を漁船に取り付け、可能な限り陸に近づきながら船を操縦して撮影したという。
撮影には漁師など地元の人々が協力。波が高くなる前の早朝5時に港に集合して撮影に臨んだ。トレッカーを取り付けたものの直後に雨が降出して撮影を断念したり、沖に出ても波が高く引き返すはめになるなど陸以上に天候に振り回されたが、「海からの景色は、想像していた以上に美しいものだった」としている。
「東日本大震災デジタルアーカイブプロジェクト」の一環。これまでの陸からのストリートビューに、新たに海からの視点を加えた。
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