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Xiaomi、2014年の売上高は135%増の743億元で世界進出宣言
昨年世界スマートフォン市場でSamsung、Appleに続く3位に躍進した中国Xiaomiが、2014年の売上高や増資の実施を発表し、2015年は海外進出を拡大すると宣言した。
中国Xiaomi(小米科技)の共同創業者で社長のBin Lin氏は1月4日(現地時間)、公式Google+で2014年の販売台数と売上高を明らかにし、2015年の抱負を語った。
同社の2014年のスマートフォンの販売台数は前年比227%増の6112万台で、売上高は135%増の743億元(約1兆4433億円)だった。
また、企業価値450億ドルでの11億ドル増資を実施したことも発表した。
Xiaomiは同日、廉価モデルの新版「Redmi 2」を発表した。Lin氏は間もなくフラッグシップ端末を発表するとしており、「Mi 4」の後継モデルも登場するようだ。
同社は現在、インドを含む7カ国で製品を販売しているが、2015年にはさらに販売地域を拡大するとしている。昨年進出したインドでは、5カ月未満で100万台のスマートフォンを販売したという。Lin氏は「世界中の人々はテクノロジー改革を楽しむ機会を高く評価すると信じる」としているので、進出先は新興国市場に限られるとみられる。
同社は「中国のApple」とも呼ばれ、米Apple製品に似たデザインの端末を廉価で提供することで中国市場のトップに躍り出た。昨年第3四半期には出荷台数で世界3位になっている。同社のデザインについては間接的とはいえAppleのジョナサン・アイブ氏が批判しており、北米などへの進出には問題がありそうだ。
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