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Uber、同乗も可能な貨物輸送サービス「UberCARGO」を香港で開始
Uberが、トヨタのハイエースなどのミニバンを使う貨物輸送サービス「UberCARGO」をまずは香港で開始した。ユーザーは目的地まで同乗することもできるので、小規模な引っ越しにも利用できそうだ。
米配車サービスのUberは1月7日(現地時間)、貨物輸送サービス「UberCARGO」を発表した。まず香港でスタートした。UberBLACKなどの配車サービスと同様に、Uberアプリで最寄りの車を呼び出し、目的地への荷物の搬送を依頼できる。依頼者は輸送車に同乗することも可能だ。
UberCARGO対応地域でUberアプリを起動すると「UberCARGO」が選択できるので、これをタップし、荷物のピックアップ地点を地図上で指定することで配車をリクエストする。搬送中の車をアプリで追跡することもできる。
荷物の形態や量によって積み下ろしの手間が変わるため、時間料金はドライバーが依頼者に会ってから荷物を積み下ろすまでで換算する。香港での最低料金は40香港ドル。車両としては、トヨタのHIACE(ハイエース)、日産のURBAN(日本のキャラバンに当たる)、韓国現代のH1などがある。
Uberはこれまで、人を乗せる配車サービスの他、バイク便やランチ配達(こちらはテスト中)を立ち上げている。
同社は昨年12月に12億ドル(約1440億円)の増資を行い、この資金を主にアジア太平洋地域でのサービス拡大に投じるとしていた。
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