特許件数を調査している米IFI Patent Intelligenceは1月12日(現地時間)、米特許商標局(USPTO)が2014年に企業に対して発行した特許に関する調査結果を発表した。企業別特許取得件数では米IBMが22年連続の首位を守った。
IBMの取得特許数は10%増の7534件。1年で7000件以上の特許を取得した企業は同社が初という。
上位5社は2013年と変わらず、2位から順に、Samsung Electronics、キヤノン、ソニー、Microsoftだった。
取得数が急増したのは米Google、米Apple、米Qualcommで、Googleは前年比39%増の2566件で8位に、Appleは13%増の2003件で11位に、Qualcommは23%増の2590件で7位に、それぞれランクアップした。
USPTOが2014年に発行した特許の総数は前年比8%増の30万678件で過去最高。30万件を超えたのは史上初という。
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