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「まったくの事実無根」 東京五輪エンブレムのデザイナーが会見、盗用疑惑を強く否定 書体など詳細も説明(2/4 ページ)
「まったくの事実無根だ」――東京五輪のエンブレムを作成したデザイナーの佐野研二郎さんが記者会見を行い、デザインの盗用疑惑を改めて否定した。
パラリンピックのロゴは、オリンピックのロゴとの「イコール」をイメージ。アウトラインは全く同じで、白黒が反転。2つは同等で、2つ重ねて完成することを意図した。
エンブレムはほかの文字やパターンになるなどの展開も可能なようデザイン。エンブレムの形と色をベースにしたアルファベットのA〜Zや数字も用意している。
ベルギーの劇場ロゴとは「考え方が違う」
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一方、ベルギーのリエージュ劇場のロゴは「TとLを主軸に作られていると思う」と佐野さんはみており、Tと円をモチーフにした五輪エンブレムとは考え方が異なる。「要素は同じものがあるが、デザインに対する考え方がまったく違うので、正直全く似ていないと思った」。
例えば、五輪エンブレムはTの縦棒と横棒が接しているが、劇場のロゴは離れていたり、エンブレムは正方形を9分割したグリッドをベースに作っているが、劇場のロゴはそうではなかったり、色や書体も違うなど、「デザインの考え方もまったく違うので、出来上がりも自ずと変わってくる」と指摘。「そもそも、ベルギーロゴは見ていないので、模倣ではない」。
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