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Amazon、大容量データを直接AWSに運べる取っ手付き50TバイトHDD「Snowball」発表
Amazon Web Services(AWS)の新サービス「Amazon Snowball」は、大容量データをインターネットを介さずに物理的にAmazonのデータセンターに転送する。転送に使うレンタルの記憶装置は50TバイトのHDDで、6Gの耐衝撃、防水、取っ手付きだ。
米Amazonは10月7日(現地時間)、ラスベガスで開催の年次イベント「AWS re:Invent 2015」において、大容量データをAWSのデータセンターに物理的に転送するための新サービス「Amazon Snowball」を発表した。
10Gbイーサネットでの接続が可能な50TバイトのHDDを内蔵する専用のポータブル記憶装置にデータを保存してAWSのデータセンターに送ることで、インターネットを経由せずにデータを転送できる。
AWSは、物理HDDでのデータ転送サービスを2009年から「AWS Import/Export」として北米の一部の地域で提供しており、専用記憶装置を使うSnowballはそのオプションになる。
Snowballの記憶装置(レンタル)は防水で6Gの衝撃に耐え、重さは約23キロ。持ち運べるように取っ手がついている。転送データは暗号化される。
料金は200ドルから(記憶装置の輸送料金は別)。10日以内に返送できない場合、1日当たり15ドルの超過料金が掛かる。利用できるリージョンはUS StandardとUS Westで、今後利用可能地域を拡大していく計画だ。
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