ニュース
Androidの父が再び子ども(Androidスマホ)の元に帰ってくる?
Androidの生みの親であり2年前までその事業を率いていたアンディー・ルービンがAndroidスマートフォンベンダーを立ち上げて復帰するかもしれない。
Androidの生みの親であるアンディー・ルービン氏が再び動き始めたようだ。ルービン氏は自ら創業したAndroid事業をGoogleに買収させた後、スマートデバイスの支配的なプラットフォームに推し進め、退社後はPlayground Globalというハードウェアインキュベーターを運営している。
そのルービン氏がAndroid携帯電話に再び取り組んでいると、The Informationが報じている(全文はこちらからメール登録すると読める)。ルービン氏はPlaygroundを通じて約3億ドルを調達し、Android携帯の新会社を立ち上げるという。
Androidはスマートフォンでの台数シェアこそ大きいものの、ハイエンド市場ではAppleのiPhoneに利益を根こそぎ奪われている。利益を出せているAndroidスマートフォンメーカーは韓国Samsung Electronicsなどわずかだ。
Googleは複数のデバイスメーカーとの共同開発でNexusシリーズを提供しているが、一貫したコンセプトを持つ製品とはなっておらず、iPhoneの売上に影響を与えるほどの存在にもなっていない。
GoogleのAndroid事業から退いて2年になる「Androidの父」が、この新会社にどう関わるかは不明だが、彼が自ら作り出すハイエンドスマートフォンが登場するとすれば、勝ち目はあるだろうか?
関連記事
- “Androidの父”アンディ・ルービン氏、ガジェットメーカー支援企業を立ち上げ
“Androidの父”として知られる元Googleのアンディ・ルービン氏が、ガジェット製造を目指す新興企業を支援するインキュベーターPlayground Globalを立ち上げた。同氏はまた、Playground Globalに出資するVC、Redpointのパートナーに就任した。 - Googleのルービン氏、「次のムーンショットはロボット」──New York Times報道
3月にAndroidの責任者を退いたアンディ・ルービン氏は現在「Google X」でロボティクスのプロジェクトを率いており、将来は部品組み立てや配送用のロボットを販売する計画だ。 - Google、Chrome責任者によるAndroid責任者兼任を発表 アンディ・ルービン氏は新職に
2005年のGoogle入り以来Androidを統括してきたアンディ・ルービン氏が“Googleの新たな章を開くため”、AndroidをChromeやGoogleドライブの責任者、スンダル・ピチャイ氏に譲る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.