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歩きスマホ中は脳が活性化 東北大研究 転倒予防・リハビリに応用

歩きスマホをする時、左右の脳が活性化し、歩行とスマホ操作を別々に処理していることを東北大学の研究グループが明らかにした。

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 「歩きスマホ」をする際、左右の脳は歩行とスマートフォン操作を別々に処理している――東北大学の研究グループは2月3日、歩きスマホ中の脳活動に関する研究成果を発表した。転倒予防機器の開発やリハビリ訓練に応用できる可能性があるという。

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 歩きながらスマホを操作すると、年齢を問わず前頭部が活性化することが確認された。若い人の場合は左脳で歩行を、右脳でスマホ操作を処理することでスムーズな「歩きスマホ」ができるが、高齢者の場合は脳の活性化が上手なスマホ操作や安全な歩行につながらず、転倒のリスクを高める傾向にあったという。

 今後、脳活動を利用した転倒予防の機器開発や、歩きスマホ時に脳が活性化することを応用した新たな高齢者向けリハビリテーション訓練開発の発展につながる可能性があるとしている。

 研究成果は、イギリスの科学誌「BMC Neuroscience」に2月1日付(現地時間)に掲載された。

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