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楽天、電子書籍子会社のkobo株式を減損処理 「事業計画に遅れ」

楽天が電子書籍子会社のRakuten Koboを減損処理。

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 楽天は2月12日、関係会社株式評価損623億円を個別決算に計上したと発表した。電子書籍子会社Rakuten Koboなどが含まれるという。

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楽天koboを展開している

 Kobo関連では、連結ではのれんの減損として78億円の減損損失を計上。Koboは2011年に買収し、電子書籍ストアや端末を展開しているが、「世界の電子書籍市場の立ち上がりが当初の想定よりも遅れ、それに伴う事業計画の遅れが要因」という。また仏PRICEMINISTER株式172億円分なども含め、連結では381億円を減損損失といて計上した。

 ただ、電子書籍事業自体は図書館向け電子書籍プラットフォーム提供のOverDriveを昨年買収したことで急速に改善しているという。KoboとOverDriveを含めた同事業のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は2016年12月期に黒字化する見込みだとしている。

編集部より

当初」Rakuten Koboについて623億円の関係会社株式評価損を個別決算に計上」としていましたが、個別決算の評価損はkobo以外の関係会社株式も含む合計額だったため、記事内容を訂正しました。


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