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TwitterのGIFアニメ添付機能が「著作権侵害」に? 米国では「フェアユース」(1/2 ページ)

TwitterのGIFアニメ添付機能にアニメやドラマを元にしたものが含まれており「著作権侵害では?」と懸念の声が上がっている。日本にはない「フェアユース」の概念を前提とした機能のようだ。

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 Twitterが2月17日(現地時間)に追加した、GIFアニメを検索してツイートに添付できる新機能にアニメやドラマの1シーンを切り取ったものが多く含まれており、「著作権侵害に当たるのでは?」と懸念の声が上がっている。

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ツイートやDMの投稿画面からGIFアニメを検索・添付できるようになった

 GIFアニメの検索・コミュニティーサイト「GIPHY」「Riffsy」と連携し、「大好き」「ハグ」「がんばって!」などのシチュエーションや感情で分類してラインアップ。Twitterアプリ上で検索し、直接ツイートやダイレクトメッセージ(DM)に添付できる機能だ。想定用途としては、LINEやFacebookのスタンプに近い。

 使用できるGIFアニメには、ポケモンやNARUTO、ディズニー作品などのアニメ、海外ドラマの1シーンが多数含まれており、ユーザーから「著作権はどうなっているのか?」「違反になったとしても使用者の自己責任?」などと懸念する声が上がっていた。

 Twitter側は告知時に「GIF検索をご用意しました」とアナウンスしており、あくまで内蔵検索エンジンツールとして提供しているともとらえられる。

 Twitter Japanによると、ユーザーやメディアから指摘が上がっていることは認識しており、「本社の開発担当に報告済み。自社だけで決められることではなく、意見を踏まえ、連携先2社を交えて検討していく予定」。今後、何か変更や対応があれば公式にアナウンスする。日本以外の他国からは同様の指摘は上がっていないという。

 【追記:25日午後1時30分】追加で問い合わせたところ、自身が権利者である作品の削除を希望する場合は、GIFアニメのライブラリは提携先サービス上のものであるため、(1)ツイート単体であればTwitter社に対する通常の著作権違反削除申請、(2)ライブラリからの削除は各サービスに申請――となるようだ。

 権利が明確な他者の著作物を投稿した場合は、「通常の個人のツイートに添付する画像や動画と同じ扱いで、権利侵害ととらえられる可能性もある」とした。【追記終わり】

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