ニュース
Pokemon GO効果? Ingressユーザー急増 App Storeのランキング、一気に1000位上昇
位置情報ゲーム「Ingress」の人気が高まっている。App Storeのランキングは10日で1000位も上昇。「Pokemon GO」の人気が波及しているようだ。
米Nianticの位置情報ゲーム「Ingress」がここ数週間で急速に人気を高めている。App Storeの無料総合ランキングは10日で1000位も上昇し、25日現在5位に。Nianticが開発に参加した「Pokemon GO」の人気が波及しているようだ。
Ingressはスマホの位置情報を使った“リアル陣取りゲーム”で、2013年に公開された。プレイヤーは2つの陣営に分かれ、現実世界の名所などに設定された「ポータル」をハックし、自陣のエリア拡大を目指す。Ingressの技術はPokemon GOに応用されており、ポータルの情報はPokemon GOのポケストップに流用されている。
最近、Ingressの人気は落ち着いていたが、ここ数週間で急速に人気を高めたようだ。App Storeの無料総合ランキングでは7月12日に圏外を脱し、1088位にランクイン。その後順位を駆け上がり、22日に24位に、24日には5位に上昇した。
Google Playの総合ランキングでは、15日に圏外から473位に入ると、その後順位を上げ、24日に12位に入った。
Pokemon GO関連の報道でIngressが紹介されるケースが多く、注目を集めたようだ。16日にはIngress史上最大のリアルイベント「Aegis Nova Tokyo」が都内で開かれ、1万人以上のユーザーを集めるなど、既存ユーザーの熱気も高まっている。
関連記事
- 「Ingress」のNianticに任天堂が出資 「Pokemon GO」開発
「Pokemon GO」「Ingress」を開発する米Nianticに任天堂とポケモンが出資。 - 「Ingress」が日本語化 日本向け対応強化へ
位置情報ゲーム「Ingress」で、日本語ユーザーインタフェースを利用できるようになった。 - 横須賀市がIngress特設ページ 自治体初 猿島行きフェリーの「Ingress割」も
岩手県に続き、神奈川県横須賀市がIngressを活用した観光事業をスタート。自治体として初めて特設ページを設置したほか、無人島「猿島」行きフェリーの料金を半額にする「Ingress割」を提供する。 - Ingressとローソンが国内初コラボ 全店舗が「ポータル」に
ローソンが国内企業として初めてIngressとコラボ。全国のローソン1万780店舗がポータルとなる。 - Ingressを観光振興に 岩手県が初の試み 「エージェントのみなさん、ポータル申請しに遊びに来て」
スマホの位置情報を利用したゲーム「Ingress」を観光振興に活用しようという研究会が岩手県庁に発足。ポータルを観光スポットに設置し来県と周遊を促す狙いで、「一緒にできることを探しながら盛り上げていきたい」とエージェントの活躍に期待する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.