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Intel、小売り向けIoTプラットフォーム「RRP」と関連事業への1億ドル投資を発表
PCからIoT/クラウドにシフトするIntelが、小売業向けプラットフォーム「Responsive Retail Platform(RRP)」と、向こう5年間で1億ドル以上を小売業界向けに投資する計画を発表した。
米Intelは1月16日(現地時間)、ニューヨークで開催の全米小売業大会(NRF Big Show)で、小売業界向けの新プラットフォーム「Responsive Retail Platform(RRP)」を発表した。同社のIoT(モノのインターネット)およびクラウド技術を活用し、小売業の仕入れから商品陳列、レジ作業までの効率化をサポートする。
また、小売業界向けに向こう5年間で1億ドル以上を投資することも発表した。
同社は2016年4月、ビジネスをPCからクラウドやIoT(モノのインターネット)にシフトする構造改革を発表している。
IntelはNRFで、同社の小型PCフォームファクター「NUC(Next Unit of Computing)」ベースでCore i7搭載の米Simbe Robotics製棚卸しロボット「Talley」や、店舗の効果的なレイアウトをVR HMD(将来的にはProject Alloyを採用するとみられる)でシミュレーションできる「ShopperMXTM HIVE」などを披露した。
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