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Apple版「Amazon Echo」、WWDCで発表か KGI予測
Apple製品予測で定評のあるアナリスト、ミンチー・クオ氏が、Siri搭載ハイエンドWi-Fiスピーカーが6月開催のWWDCで発表されると予測した。
米Appleは6月開催の年次開発者会議WWDC17で、米Amazon.comの「Amazon Echo」や米Googleの「Google Home」と競合するSiri搭載AIアシスタントスピーカーを発表し、年内に発売する可能性があると、Apple製品予測で定評のある台湾KGI証券のアナリスト、ミンチー・クオ氏が予測した。米MacRumorsが5月1日(現地時間)に伝えた。
Siri搭載スピーカーについては2016年5月からうわさが出ていた。
クオ氏はこの製品がWWDCで発表される可能性は「50%より高い」としている。
同氏によると、このスピーカーはウーファー×1、ツイーター×7を搭載し、性能は「iPhone 6/6s」レベルと高性能で価格はAmazon Echoより高くなるという。
オーストラリアでうわさサイトを運営するソニー・ディクソン氏は4月28日、AppleのEcho対抗スピーカーは「AirPlay」機能があり、Apple傘下のBeatsの技術を採用しているとツイートした。
Amazon Echoは2014年の発売、Google Homeは2016年の発売だ(いずれも日本では未発売)。本稿執筆現在、Amazon Echoの米国での販売価格は179.99ドル、Google Homeは114ドルだ。
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