MicrosoftとAWS、ディープラーニングの「Gluon」をオープンソース公開
MicrosoftとAmazon.com傘下のAWSが協力し、ディープラーニングのライブラリ/インタフェースの「Gluon」をGitHubで公開した。AI初心者でも用意されているニューラルネットワークのコンポーネントを使って機械学習モデルを構築できるとしている。
米Microsoftと米Amazon.com傘下のAWS(Amazon Web Services)は10月12日(現地時間)、ディープラーニングのライブラリおよびインタフェースの「Gluon」(グルーオン:クォーク同士を結合する働きがあるとされる基本粒子という意味)をGitHubで公開したと発表した。ライセンスはApache License 2.0。
Gluonは、様々なニューラルネットワークのコンポーネントの集まりを使って機械学習モデルを作成するための分かりやすいAPIを提供する。コンポーネントを他のデータ構造と同様に扱えるため、機械学習に慣れていない開発者でも、比較的簡単にモデルを構築できるという。
GluonはAWSで使われている機械学習フレームワークの「Apache MXNet」をサポートする。Microsoftの「Cognitive Toolkit」でも近く使えるようになり、長期的には他のフレームワークもサポートしていく見込み。米Facebookの「Caffe2」もサポートしそうだ。
Microsoftは9月、米Facebookと協力して機械学習フレームワーク間のスイッチを簡単にできるようにするオープンソースプロジェクト「Open Neural Network Exchange(ONNX)」を発表した。同社は、GluonやONNXなどを活用して開発者は従来より速く新しい優れたAIイノベーションを生み出せるとしている。
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