JR東海とJR西日本は10月19日、東海道・山陽新幹線の座席をスマートフォンアプリなどで予約し、交通系ICカード「Suica」「PASMO」などで乗車できるサービス「スマートEX」を、10月30日から訪日外国人旅行者向けにも提供すると発表した。
「Tokaido Sanyo Shinkansen Internet Reservation Service」と題し、米国、オーストラリア、シンガポール、香港で公開する。30日にスマホアプリ「smartEX」(iPhone/Android、無料)をリリースする。年会費は無料。
アプリをダウンロードし、氏名や生年月日、メールアドレス、クレジットカード情報を登録すると、出国前に東海道・山陽新幹線の予約・決済ができる。日本国内でSuica、PASMOなどを購入すればチケットレスで乗車が可能。ICカードを使わない場合は、乗車駅の発券機・券売機から登録したクレジットカードで切符を発行する。切符は2018年春から英語表記に対応する予定。
今後は、米国など以外にも対象の国・地域を拡大するという。
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