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外国人客の「無断キャンセル」防止へ ぐるなび、中国・台湾向け“事前決済”今春スタート
ぐるなびが中国・台湾の大手オンライン旅行サービスと提携。両サイトから事前決済で予約してもらうようにし、当日の無断キャンセルを防ぐ狙いだ。
ぐるなびは1月16日、中国と台湾の大手オンライン旅行会社と提携し、訪日観光客が日本のレストラン予約時にクレジットカードや電子マネーで決済してもらうサービスを今春始めると発表した。訪日客がレストランを予約しやすくするほか、連絡なしで当日キャンセルする「ノーショー」を防ぐ狙いもある。
事前決済が必須な旅行予約サービスを提供している中国Ctrip、台湾KKdayとそれぞれ提携。ぐるなび提携レストランのコース情報を両サイトに他言語で掲載、外国人客が予約段階で決済するようにし、「訪日観光客を受け入れる飲食店にリスクのない予約サービスを提供する」(ぐるなび)という。
Ctripは会員数3億人、年間利用者数10億人という中国最大級のオンライン旅行会社。同社によれば、日本を訪れる中国人観光客の約3割(年間約200万人)がCtrip経由だという。
訪日外国人客が増加している一方、受け入れ側の飲食店では、予約客が当日連絡もなく来店しないノーショーが問題化している。新サービスはノーショーを防ぐとともに、外国人客が「日本の質が高い高級店や人気店の詳細なコース情報を言語を気にせず予約できる」ようにするとしている。
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