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Niantic、「Ingress Prime」を2018年公開へ 「Pokemon Go」のノウハウ生かす
「Pokemon Go」を大ヒットさせたNianticが、2012年に公開した初代ARゲーム「Ingress」を2018年に「Ingress Prime」として刷新する。
米Nianticは2012年に公開した初代ARゲーム「Ingress」の大幅なアップデート版「Ingress Prime」を2018年に公開する。同社は12月2日(現地時間)、ティーザー動画をYouTubeで公開した(記事末に転載)。
公式サイトにはエージェントに対する「新しいインテリジェンスマップを受け取るために入隊せよ」という呼び掛けがある。
Nianticのジョン・ハンケCEOは米The Vergeに対し、Ingress PrimeはデザインやUI、背景となるストーリーや採用する技術など、ほぼすべてを刷新したゲームになると語った。プラットフォームは同社のヒットゲーム「Pokemon Go」と同じ技術を採用する。
「ここ数年、Ingressのコミュニティに新機能を提供できなかった。幸運なことに、コミュニティはわれわれと共に留まってくれた」とハンケ氏。クライアントアプリは米Appleの「ARKit」および米Googleの「ARCore」をサポートする完全に新しいものになるという。
Ingressのモバイルアプリ(Android/iOS)のダウンロード数は累計2000万本以上。Pokemon Goは7億5000万本以上だ。
同社は「Pokemon GO」に次ぐモバイルARゲーム「Harry Potter : Wizards Unite」も開発中だ。11月末には2億ドル増資している。
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日本で人気の陣取りゲーム「Ingress」を手掛けるGoogleのNiantic Labsがスピンアウトする。ユーザーデータは新会社に移管されるので、それを望まないユーザーは30日以内にオプトアウトする必要がある。
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