Google、ファイル管理アプリ「Files Go」正式版を日本を含む世界で公開
Googleが、Android向けファイル管理アプリ「Files Go」を日本を含む世界で公開した。ストレージの不要そうなアプリやファイルを提示してスペース確保をサポートする他、iOSの「AirDrop」のようにBluetoothでファイルの送受信機能を搭載する。
米Googleは12月5日(現地時間)、Android 5.0(コードネーム:Lollipop)以上に対応するファイル管理アプリ「Files Go」をGoogle Playストアで公開した。11月にβ版として公開していたものの正式版だ。
Googleは同日、ローエンド端末「Android Go」向けの新OS「Android Oreo(Go edition)」のローンチを発表しており、Files Goは同OSに含まれるプリインストールアプリ「Go」シリーズの1つでもある。Android Oreo(Go edition)のFiles Go以外の「Google Go」や「YouTube Go」などのプリインストールアプリは単体では提供していない。
Files Goは主に、ローエンド端末などストレージが限られるユーザー向けの、ファイルやアプリの整理を助ける機能が中心のアプリだが、iOS端末の「AirDrop」のようにBluetooth経由でファイルを送受信する機能もある。ファイルを転送するには、送受信双方のAndroid端末にFiles Goをインストールしておく必要がある。
不要ファイル整理機能としては、長く使っていないアプリや大きなファイル、ダウンロードしたファイルなど、削除候補を提示し、選択して削除すると何MB削減できたかを報告する。
11月にβ版をリリースした後、平均的ユーザーは1GBのストレージを確保したという。
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