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パナソニック、ノートPCのバッテリー14万個回収 発火の恐れ
2012年2月〜14年6月にパナソニックが製造したノートPC「CF-SX」「NX」シリーズで、バッテリーパックが発火する恐れ。約14万個を回収する。
パナソニックは12月6日、2012年2月〜14年6月に製造したノートPC「Let'snote CF-SX」「NX」シリーズで、バッテリーパックが発火する恐れがあるとし、対象のバッテリーパック14万2019個を無償交換すると発表した。
対象となるバッテリーパックの品番は「CF-VZSU75JS」「CF-VZSU76JS」「CF-VZSU78JS」「CF-VZSU79JS」「CF-VZSU61AJS」。
2015年10月〜17年11月にかけ、東京都、大阪府などでノートPCの充電中に製品や周辺を焼損した事故が10件起きた。いずれもバッテリーセルの内部ショートで発火したという。内部ショートの原因は調査中だが、バッテリーの製造工程で異物混入などの不具合があったと、同社は推定している。
回収・交換の申し込みは、電話窓口(0120-870-163)かWebサイトで受け付ける。
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