先日Appleが発表したバッテリー交換プログラムについて報じた記事が、大きな反響を呼んだ(関連記事)。このプログラムは、非正規品バッテリーでなければ希望するユーザー全員が対象で、iPhone本体保証およびAppleCare+による延長保証期間内であれば無償交換対象となる。
対象機種は、iPhone SE、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X。このニュースが大きく報じられて以来、Genius BarやApple正規サービスプロバイダーでは予約が取りづらい状況が続いている。バッテリーの在庫切れで、予約注文をしなければ手に入らないといった報告も見られる。
ところで、このバッテリー交換プログラム。実は今が「変えどき」ではないという意見もある。理由は、このプログラムが「2018年12月まで全世界で継続される」ため。バッテリーは使っていると劣化するため、ギリギリまで待ってから交換した方がいいのではないかという見解だ。一方、在庫切れや何らかのトラブルによって、18年12月では少し不安もある。
以上のことから、「18年11月まで待つ」(保証期間内の場合)が正解だろうというのが、一部のコミュニティーで一般化しつつあるようだ。
何はともあれ、早くGenius Barが空くことを願う。筆者のiPhone画面が、年末からバキバキなのだから。
(太田智美)
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