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ソニー、平井社長が会長に 吉田副社長が昇格

ソニーの平井一夫氏が社長兼CEOを退任し、会長へ。後任として吉田憲一郎副社長兼CFOが昇格する。

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社長兼CEOに昇格する吉田憲一郎氏(現副社長兼CFO)=2017年8月撮影

 ソニーは2月2日、平井一夫氏が4月1日付で社長兼CEOを退任し、後任として吉田憲一郎副社長兼CFO(最高財務責任者)が昇格する人事を発表した。平井氏は代表権のない会長に就く。

 平井氏は2012年に社長へ就任。18年3月期(連結)営業利益が過去最高を見込むなど、収益力強化を推し進めた。「新しい中期経営計画が始まるこのタイミングで、新しい経営体制にバトンタッチすることが今後のソニーにとって、また私自身の人生においても、適切であると考えた」(平井氏)という。

 一方、吉田氏は「平井が主導して築き上げた経営基盤を引継ぎ、ソニーがグローバル企業としての競争力を高め、長期的な収益成長を実現する企業となるよう、ソニーグループの経営陣と社員と共に、さらなる改革に取り組む」とのコメントを寄せた。

 吉田氏は1983年にソニーに入社。同社証券業務部、財務部などに所属した後、2000年からはソニーコミュニケーションネットワーク(現ソニーネットワークコミュニケーションズ)に移り、05年に代表取締役社長に就任。その後、ソニーのグループ役員などを務め、15年から現職。

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