仮想通貨取引所「Coincheck」を運営するコインチェックは2月13日、日本円の出金を再開した。出金申請したユーザーからは、「口座に着金した」という報告がTwitterなどに続々と届いている。
Coincheckは1月26日、不正アクセスを受け仮想通貨「NEM」約580億円相当を流出。同日から日本円と全仮想通貨の出金を停止していた。
同社は2月9日、「技術的な安全性の確認が完了した」とし、13日に日本円の出金を再開すると発表していた。
日本円の出金処理は、ユーザーの申請順に対応。出金申請の早かったユーザーから順次、振り込み指定先の口座に着金しているようだ。
仮想通貨の出金停止は続いており、「安全性が確認でき次第再開する」としている。また、NEMを保有していた顧客約26万人に日本円で返金する方針を発表しているが、補償の支払いのめどは明かしていない。
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