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LINE Payのポイント還元率、「相対評価」の新方式に 「改悪では」困惑の声も

モバイル決済サービス「LINE Pay」で、6月1日からポイント還元の新方式「マイカラー」が適用へ。利用状況に応じ、ユーザーをランク付けし、還元率が変動する。

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 LINEは5月29日、モバイル決済サービス「LINE Pay」で、6月1日からポイント還元の新方式「マイカラー」を適用すると発表した。利用状況に応じてユーザーを4段階にランク付けし、ポイント還元率が0〜2%の間で変動する。ただランク付けは、利用額の絶対評価ではなく、ユーザー全体との相対評価で決めるとし、ネット上では「改悪ではないか」といった声も上がっている。

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 最上位ランクのグリーンは、LINEポイントを2%を還元する(100円につき2ポイント)。以下ブルーは1%、レッドは0.5%、ホワイトは0%――と還元率を定める。ポイント付与は、月間利用額10万円(税込)分まで。今後、その他のインセンティブも用意する予定。

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 ランクは、個人とLINE Payユーザー全体の利用状況を比べ、相対的に判定し、毎月1日に更新する。前月20日までのQR/バーコード支払い、プリペイドカード「LINE Pay カード」支払い、オンラインショップでの「LINE Pay」残高支払い、「LINE Pay 請求書支払い」、送金機能などの利用状況を考慮するとしている。

 当月のランクは、LINE Payのメイン画面に「バッジ」として表示する。特典を受けるには、LINE Payアカウントを銀行口座と連携させる必要がある。

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 一方、ネット上では「ランク付けが相対評価なので、どれほど使えばどのランクになるか分からない」「ランクの基準が明確化されておらず、LINE側の裁量次第なのでは」と、内容を不安視する声も出ている。

 これまで同社は、LINE Pay カードのユーザー向けに、利用金額の2%分のポイントを還元する特典を提供してきたが、5月31日に終了する。普及を進めているQR/バーコード支払いなども含め、方式をリニューアルした。

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