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Google、「Inbox」を2019年3月に終了へ 「Gmail」にフォーカス
Googleが2014年10月にスタートしたメールサービス「Inbox」を2019年3月に終了する。今後は「Gmail」で“誰にとっても最高のメール体験を提供”していくとしている。
米Googleは9月12日(現地時間)、メールサービス「Inbox」の提供を2019年3月に終了すると発表した。メールサービスを「Gmail」に一本化する。
Googleは2014年10月に、Inboxをメールの実験的な機能をアグレッシブに提供していく場として立ち上げた。
Googleは、Inbox終了の理由を「誰にとっても最高のメール体験を提供するために、より重点的なアプローチをとっていくため」と説明する。
「スマートリプライ」など、Inboxで好評だった機能がGmailに追加されてきた。今年の4月にはGmailの大幅アップデートで、多数のInboxの機能がGmailに反映された。
Inboxの特徴の1つである「リマインダー」はGmailにはない機能だが、「Google Keep」や「ToDoリスト」アプリでリマインダーの追加が可能だ。Web版Gmailの新UIでは画面右端にKeepやGoogleカレンダーへのリンクが表示され、ここからリマインダーをチェックできる。
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