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Intel、次世代マイクロアーキテクチャ「Sunny Cove」(コード名)発表
Intelが、「Xeon」や「Core」で採用する次世代マイクロアーキテクチャ「Sunny Cove」(コード名)とGen11グラフィックコアを発表した。
米Intelは12月11日(現地時間)、発表イベント「Intel Architecture Day」で、次世代プロセッサのマイクロアーキテクチャ「Sunny Cove」(コード名)を発表した。
Sunny Coveのプロセッサは10nmプロセスで製造され、「Xeon」および「Core」で採用される見込みだ。
現行のSkylakeより低いレイテンシでより多くの命令を並行して実行できるよう改善された。4つの予約ステーション、10のポートを持ち、1クロックサイクルで最大5つの命令を実行できる。
Intelはまた、Gen11グラフィックコアも発表した。SkylakeベースのプロセッサのGen9グラフィックコアの2倍の性能を持つという。4K動画配信や8Kのコンテンツ製作、同社のゲーム向けテクノロジー「Adaptive Sync」をサポートする。
イベントに参加した米Ars Technicaによると、Intelはまず、Sunny Coveを2019年下期にリリース予定の「Core」ブランドで採用する計画という。今後のロードマップとして、2020年にはSunny Coveのキャッシュを再設計し、セキュリティ機能を追加した「Willow Cove」を、2021年にはセキュリティ機能をさらに強化し、機械学習性能や5G性能を改善した「Golden Cove」を打ち出すとしている。
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