ニュース
川崎フロンターレが転売グッズ検出AIを導入 出品画像からサイン入りユニフォームなど判定
サッカーチームの川崎フロンターレが、AIを活用してサイン入りユニフォームや色紙などの転売グッズを検出するシステムを導入した。出品画像をAIが分析し、本物のサイン入りグッズかどうかを自動判定する。
サッカーチームの川崎フロンターレは5月23日、AIを活用してサイン入りユニフォームや色紙などの転売グッズを検知するシステムを導入した。出品画像をAIが分析し、本物のサイン入りグッズかどうかを自動判定。状況を把握し、今後の対策に役立てる。
転売品の画像を基に類似の画像を提示する
開発したAIベンチャーのエフィシエント(横浜市)が発表した。学習には合計8万4000枚の画像を使った。入力されたグッズの画像を解析し、サインが書かれている部分を抽出。グッズの頒布前に撮影した画像と照らし合わせて類似度を評価する。実験でのサイン入りグッズの判定精度は97%という。
川崎フロンターレとエフィシエントによると、サイン入りグッズが転売により適切なルートでファンに届かない問題があるという。転売品の中には偽物もあるため、サインの識別が急務としている。今後は、NFT技術の導入やエンターテインメント領域への転用などを目指す。
関連記事
- ディズニー、メルカリと転売対策で連携 注意喚起や出品取り下げ措置も
メルカリとオリエンタルランドは3月24日、フリマサービス「メルカリ」上で東京ディズニーリゾート(TDR)の商品が不適切な転売をされている実態を受け、連携して転売対策を実施する。 - ガンダムベース、ガンプラの販売数制限を15点から10点に 「転売はご遠慮ください」と強調して告知
BANDAI SPIRITSは、ガンダムベースとガンダムベースサテライト各店でのガンダムのプラモデルの販売について、3月5日から個数制限を15点から10点に変更する。昨今の情勢を鑑みた処置として、当面の間適用するとしている。 - ホビーショップ「METALBOX」、ガンプラ横流し転売疑惑を一部否定 「法的措置とる」と声明出すも疑問の声相次ぐ
プラモデルの横流し転売疑惑が上がっている「METALBOX」が、疑惑を否定する文書をTwitterで公開した。転売を行った事実はないとした一方、Amazonマーケットプレイスでは複数アカウントを使い、一部商品を希望小売価格を超える価格で販売していたと認めた。 - 鬼滅グッズや酸素缶、軽石、Clubhouseの招待枠…… 転売と規制、2021年のフリマサービスを振り返る
特定の商品が人気を集めると、それらを買い占めてフリマサービスで高額転売する様子が2021年も度々見られ、ネット上でも議論を醸していた。メルカリやヤフオク!などで転売された商品や、事業者が発表した注意喚起から、2021年を振り返る。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.