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2008年04月21日 10時00分 更新

世界第3位のエイサーに聞く:

「日本市場で“5本指”に入るPCメーカーに」――エイサーの野望

世界シェア第3位のPCメーカーである台湾エイサーが日本のコンシューマーPC市場に本格的に参入する。その第一弾がいよいよ4月25日から発売されるホームシアター向けノートPC「Gemstone Blue」だ。日本エイサーのトップ、ボブ・セン氏に今後の日本戦略を聞いた。

世界シェア第3位のPCメーカーが日本市場に挑む

og_acer_001.jpg 「Gemstone Blue」(Aspire 6920)

 日本エイサーが4月25日に発売する16インチノートPC「Gemstone Blue」は、同社が日本市場への本格参入を高らかに宣言したマイルストーン的なモデルだ。日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏と、台湾エイサーのブランドマネジメント&プロダクトマーケティングディビジョン モバイルコンピューティングビジネスユニット ディレクターのアンディ・チャン氏に今後の戦略を聞いた。

 エイサーは、2000年ごろに事業の主軸をOEM製造から「AcerブランドPC」の販売へと大きく転換し、eMachineやゲートウェイ、パッカードベルを飲み込んで、世界出荷台数シェア第3位のPCメーカーへと駆け上がった企業だ(2007年第3四半期/Gartner Dataquest調査)。日本においてその知名度はまだ低いが、これは同社が過去6年間で売り上げを6倍(140億ドル)に伸ばすという急成長を遂げた企業であることや、今まで日本市場への本格的な展開を見送ってきたのが要因だろう。

 例えば、世界のトップを争うHPとデルは、「ZEN-design」や「XPS One」など、ここ数年で日本のユーザーを強く意識したモデルを積極的に展開しているが、第3位のエイサーはより成長率の高いBRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)に注力しており、ビジネス戦略上の優先順位では、日本市場の位置はかなり低かった。

 国内メーカーがひしめきあう日本のPC市場は、ワールドワイドで不動の地位を築いたエイサーにとっても、激しい競争を強いられる“タフな市場”だ。HPやデルのような直販事業ではなく、各国の販売代理店と結びついたチャネルビジネスを貫く同社にとって、日本市場への本格参入の前には、まず“下地作り”が必要だった。

攻勢への布石「そして準備は整った」

og_acer_002.jpg 日本エイサー代表取締役社長 ボブ・セン氏

 日本エイサー代表取締役社長のボブ・セン氏は、同社が日本市場のシェア獲得をめざすためには、2つの面で準備が必要だったと説明する。

「これまで私たちは、液晶ディスプレイなど、より安価な“負荷の低い”商品を日本に展開しながら、流通や量販店と信頼関係を築いてきました。これは私たちがめざすビジネスにとって最も重要な部分です。販売をパートナーにまかせ、リソースを製品開発に集中することで、より効率的なビジネスを展開することができますが、その一方で、今まで取り引きのない相手がどんなによい製品を作っても、販売側にとってはすぐに“じゃあ売りましょう”とはなりません。販売チャネルとの強いパートナーシップを築くまでには、やはり時間がかかります」

「もう1つの問題は、私たちはヨーロッパのノートPC市場シェアでナンバー1の座にいますが、例えばそこで人気のあるモデルをただ日本に持ってきても、ユーザーには受け入れられないということです。この点に関しては、日本市場の動向を把握している日本法人の意見が、本社の製品開発に反映される体制を整える必要がありました」

 ワールドワイドで展開する巨大な企業にとって、最大の成果を上げるためには、どの地域にどれだけのリソースを割くのか、そのタイミングが最も重要だとボブ・セン氏は強調する。同社はすでに、デスクトップPCとノートPCを合わせると14シリーズもの幅広い製品ラインアップを日本で展開しているが、これまではいわば助走期間。エイサーにとってはこれからがいよいよ攻勢のタイミングになる。

ホームシアターPC「Gemstone Blue」は“試金石”

og_acer_003.jpg 台湾エイサーのブランドマネジメント&プロダクトマーケティングディビジョン モバイルコンピューティングビジネスユニット ディレクター アンディ・チャン氏

 「Gemstone Blue」は、同社のハイエンドノートPCブランドである「Gemstone」の名を冠した、いわゆる“高機能AVノートPC”に位置付けられる製品だ。台湾エイサーのアンディ・チャン氏は、本格参入の第一弾としてホームシアター向けノートPCを投入した理由に、日本市場の独自性を挙げる。

「まず最初に強調したいのが、日本の市場は非常にユニークな市場だということです。例を挙げると、ノートPCでは富士通、NEC、東芝、ソニーといったメーカーが非常に高いシェアを占めていますが、これはワールドワイドの傾向とは大きな差があります。また、モバイルPCの考え方も、日本では12インチ以下が普通ですが、米国やヨーロッパでは12インチ以上の液晶を搭載したノートPCもモバイルの扱いになります。今回私たちは、16インチノートPC、そして夏に18.4インチ液晶を搭載したノートを投入することになりましたが、これは部屋のスペースが限られた環境でも映画などをもっと楽しみたい、ホームシアター的な環境を実現したいという、日本のユーザーが抱える独自のニーズに着目したからです」

 しかしその一方で、AVノートPCは古くから国内PCメーカーがフラッグシップモデルでしのぎを削ってきたカテゴリでもある。日本エイサーが自信を持って投入したGemstone Blueは、アスペクト比16:9の16インチ液晶や、第2世代のDolby Home Theaterテクノロジの採用などさまざまな特徴を持つが、やはりライバルは多い。

「確かに日本には東芝のQosmioをはじめとする競合製品がありますが、私たちはいまの段階ですぐにそれらのシェアを奪い取るといった大胆な野心を持っているわけではありません。Gemstone Blueはいわば試金石の1つだと考えています。また、今回はスケジュールの関係で盛り込むことはできませんでしたが、地デジチューナーは次のモデルで搭載していく予定ですし、日本向けのデザインなども段階的に進めていきたいと考えています。もっとも、日本のユーザーは、市場をリードするような革新的な製品に対して非常に敏感なので、16:9表示のワイドスクリーンや高いグラフィックス性能、高品質のオーディオなど、多くの部分で優れているGemstone Blueを既存の製品と比較して、きっと評価してもらえると思っています」

5年以内に日本市場のトップ5をめざす

 競争の激しい日本市場のシェア争いについて、「日本は最後の牙城。一朝一夕でどうにかなるとは思っていない」「長期的に取り組んでいく」と控えめな発言を繰り返す同社だが、目標として掲げる数字は十分野心的だ。ボブ・セン氏はGemstone Blueの投入によって、今年中に国内コンシューマーシェアの1.5%を獲得したいと語る。

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「現在私たちが予想している(Gemstone Blueの)販売台数が正しければ、今年中にも日本のコンシューマー市場のトップ10に入る計算ですが、これは絶対にクリアするべき目標として、全社的な共通認識になっています。今までの“エイサーは低価格ノートPC”という印象をGemstone Blueによって払拭し、価格帯の幅をさらに広げてラインアップを展開できますし、今後は1年間に最低3回はマイナーチェンジを行い、新規モデルを今まで以上に短いスパンで投入するなど、製品をリフレッシュするタイミングを加速します。売り上げベースでは毎年100%の成長が目標になっていますが、この計画通りに進めば、5年以内には日本のコンシューマー市場で5本指に入るPCメーカーの座を獲得できるでしょう」

 ボブ・セン氏が力強く語るその言葉には、すでに世界的な規模で成功を収め、十分な分析と戦略を持って日本市場にのぞむ同社の自信が表れている。最後に同氏は、インテルの次世代プラットフォームについて触れ、「今年の後半から来年の初頭にかけては、特に日本のユーザーが“これは!”と思えるような製品を紹介できると思いますよ」と笑顔でコメントした。今後の日本エイサーの動向から目が離せなくなりそうだ。

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◆Gemstone Blue◆ “最後の牙城”「日本」に挑むエイサー


 第1回 : 「日本市場で“5本指”に入るPCメーカーに」――エイサーの野望

 第2回 : 「Gemstone Blue」で、自分の部屋をシアタールームに

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提供:日本エイサー株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2008年6月13日

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