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» 2008年08月26日 10時00分 公開

HDシリーズは地デジにも強い:「PCで地デジを楽しむ」HDディスプレイ徹底検証――「FlexScan HD2452W」 (1/3)

この夏は地上デジタル放送をPCで受信できる単体チューナー製品が各社から発売され、ダビング10も開始された。これにより、標準で地デジチューナーを持たないPCでも、後付けで手軽に地デジを楽しめるようになっている。もちろん、PCで地デジを存分に楽しむためには、ハイビジョン映像の視聴に適した液晶ディスプレイ選びが重要だ。今回は、ナナオの「FlexScan HD2452W」でPC用デジタルチューナーの映像を味わってみた。

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PCで地デジを見るにはHDCP対応の液晶ディスプレイが必須

ナナオの「FlexScan HD2452W」でPC用デジタルチューナーのハイビジョン映像を堪能できるか?

 国内で地上デジタル放送が開始されたのは2003年12月だが、それから約4年と半年の時間が経過し、2008年5月中旬になって、待望のPC向け単体デジタルテレビチューナーが製品化された。これはアナログ放送停波まで残り3年となるなど、さまざまな市場動向を受け、汎用PCでデジタル放送のデータを扱ううえでのコンテンツ保護ガイドラインがようやく定められたためだ。

 家電のレコーダー製品と比較して、機能的な制約はまだ少なくないが、2008年7月4日に「ダビング10」が開始されたことを受けて、多くのチューナー製品がソフトウェアのアップデートでダビング10に対応した。もはや標準でデジタルテレビ機能を持たないPCでも、地デジやBS・CSデジタルといったデジタル放送を手軽に楽しめる時代が来たというわけだ。機能面では、各メーカーが2008年末をメドに録画した番組の編集機能を実装したいと表明しており、今後のアップデートも期待できる。

 PCで地デジの視聴・録画環境を構築するには、チューナーカード/ユニットの増設に加えて、OSなどのソフトウェア環境と、そのほかのハードウェア環境の整備が必要だ。まずソフトウェア環境だが、OSはWindows XP(SP2以降)かWindows Vista(SP1含む)が求められる。さらにチューナー製品によっては、Windows XPとWindows Vistaとで付属する視聴ソフトの機能が異なる場合があるので注意したい。

PCで地デジを視聴・録画するのに必要な環境
OS Windows XP(SP2以降)/Vista(SP1含む)
PCのスペック チューナー製品によるが、ハイエンドPCは不要
チューナーカード PCI/PCI Express x1内蔵型とUSB外付け型が販売中
グラフィックスカード HDCP対応、ドライバはCOPP対応が必要
ディスプレイ HDCP対応のDVI、HDMIが必要
アンテナ デジタル放送を受信できるアンテナ環境

 続いてハードウェア環境だが、PCの推奨スペックは各社が販売している地デジチューナーの製品情報を参照してほしい。一般的に、デュアルコアCPUに2Gバイト以上のメインメモリ容量など、それなりにハイパワーなPCを要求する製品がほとんどだ。

 加えて、HDCP対応のグラフィックスカードと液晶ディスプレイが必須となる。HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)とはデジタルコンテンツの著作権保護技術で、再生機器から表示機器へと映像データを暗号化して転送する。再生機器と表示機器で暗号キーを交換し、認証できた場合のみ再生と表示が可能となる仕組みだ。HDCPへの対応は、RGB入出力インタフェースのDVI-DやHDMIで実現される。

 グラフィックスカードについて補足すると、Windows XP/Vista環境でHDCP対応を実現するには、HDCP対応グラフィックスカードのドライバがCOPP(Certified Output Protection Protocol)に対応していなければならない。COPPはマイクロソフトが開発した著作権保護技術の1つで、Windows上のアプリケーションとGPUドライバの通信を暗号化して、著作権保護された映像の不正な出力を防ぐ。最近の単体グラフィックスカード、およびチップセット内蔵グラフィクスの大部分はHDCPに対応しており、最新のドライバもCOPP対応なのでこちらは問題ないだろう。

 さて、液晶ディスプレイ側の状況はどうかというと、HDCP対応の製品がどんどん増えている。例えば、ナナオの現行ラインアップでHDCPに対応しているのは、以下のようなモデルだ。ほとんどがワイド画面モデルだが、スクエア画面モデルでもHDCP対応のものがある。ナナオは比較的早い時期から液晶ディスプレイのHDCP対応を進めており、HDCP対応を製品購入の条件にしても、これだけの選択肢があるのはうれしい。

HDCPに対応したナナオの液晶ディスプレイ
モデル 画面サイズ 推奨最大解像度 映像インタフェース
FlexScan HD2452W 24.1型 1920×1200ドット DVI-I、D-Sub、HDMI×2、D4、S-Video/コンポジット
FlexScan SX3031W-H 29.8型 2560×1600ドット DVI-D、デュアルリンクDVI-D
FlexScan SX2761W 27型 1920×1200ドット DVI-I×2
FlexScan SX2461W 24.1型 1920×1200ドット DVI-I×2
FlexScan S2431W 24.1型 1920×1200ドット DVI-I、D-Sub
FlexScan S2401W 24.1型 1920×1200ドット DVI-I、D-Sub
FlexScan S2231W-E 22型 1680×1050ドット DVI-I、D-Sub
FlexScan S2201W-E 22型 1680×1050ドット DVI-I、D-Sub
FlexScan S2031W 20.1型 1680×1050ドット DVI-I、D-Sub
FlexScan S2001W 20.1型 1680×1050ドット DVI-I、D-Sub
FlexScan S1932-SE 19型 1280×1024ドット DVI-D、D-Sub
ColorEdge CG301W 29.8型 2560×1600ドット DVI-D、デュアルリンクDVI-D
ColorEdge CG241W 24.1型 1920×1200ドット DVI-I×2
ColorEdge CG222W 22型 1680×1050ドット DVI-I×2
各モデルでHDCPに対応するインタフェースは、DVI-D、DVI-I、HDMIだ。DVI-Iはデジタル接続とアナログ接続が可能だが、HDCP対応で機能するのはDVI-Dケーブルでデジタル接続したときのみ。FlexScan SX3031W-HとColorEdge CG301WのデュアルリンクDVI-Dは、HDCPには対応していない。FlexScan HD2452WのHDMI入力端子は、PCとの接続は非サポートだ

FlexScan HD2452WでPC向け地デジチューナーの映像を視聴する

 今回は、ナナオの数あるHDCP対応ワイド液晶ディスプレイの中から、とりわけハイビジョンコンテンツとの相性がいい「FlexScan HD2452W」をピックアップし、PC用デジタルテレビチューナーの映像を視聴してみた。

 FlexScan HD2452Wは、この夏に最も注目しておきたい24.1型ワイド液晶ディスプレイといえる。WUXGA(1920×1200ドット)の液晶パネルをはじめ、2系統のPC入力と4系統のAV入力を備えており、PCとAV機器、ゲーム機などを1台にまとめてつないでおけるのが特徴だ。AV入力にはナナオの液晶テレビ「FORIS」シリーズの映像技術が惜しみなく投入されており、PC入力とAV入力で異なる味付けで最適化した画質モードを持つ。

 音声の入出力もあり、PC/AVセレクターでも機能する点と、付属リモコンによる快適な操作性が抜群に使いやすい。また、ゲームにおけるフレーム表示の遅延を減らす「スルーモード」を搭載したりと、個人用途のマルチメディア液晶ディスプレイとして最適なモデルだ。FlexScan HD2452Wの詳細については、以下の囲みの記事も参考にしてほしい。

FlexScan HD2452Wは2系統のHDMI入力、D4入力、コンポジット/S-Video入力、DVI-D入力、D-SubのアナログRGB入力を装備(写真=左)。左側面には、2つのUSB 2.0ダウンストリームポートとヘッドフォン出力端子が配置されている(写真=右)。また、2台のPCをUSB接続することが可能だ


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提供:株式会社ナナオ
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2009年3月31日