第3回 「モバイルデータ通信、どれを選べばいい?」と思う人に、私がアドバイスしたいこと(後編)本田雅一のハイスピード・ワイヤレス・チャンネル(2/2 ページ)

» 2010年11月30日 10時00分 公開
[本田雅一,PR/ITmedia]
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スマートフォンとPCの補完関係

photo WiMAX Speed Wi-Fiを利用すると、無線LAN機能を搭載するスマートフォンやポータブル端末でも高速・快適な環境でワイヤレスインターネットが利用できる。通信はPCとも併用できるので、スマートフォンの3G通信機能はオフにして活用してしまっているユーザーも多い

 PCという装置は、文章を書いたり資料を作成したりといったクリエイティブな作業を、素早くこなすために必要不可欠な道具だ。ノートPCを快適に使うには、座る場所、さらにできれば机もあった方がいい。PCという道具は基本的に、椅子に座り、机の上で何かの作業をする使い方を前提に発展してきた。

 そして、実に机上で使うシーンを考えると、3G回線しか使えない場所にいる頻度というのはあまり高くない。イー・モバイルとUQ WiMAXの両方をそろえておきつつ、後者しか使わないのは、私が主にPCでしかモバイルデータ通信を利用しないからだ。

 一方、電車の待ち時間で立って使いたい、あるいは歩きながらや待ち合わせ場所でちょっとネットにアクセスしたいといった場合は、PCを取り出すよりもスマートフォンを使う方がずっと使いやすい。今時のスマートフォンは、単に情報を取り出すだけならPCを使うよりも手軽。PCとスマートフォンは、使う場所に応じて使い分けやすい補完関係にあり、場所によってはスマートフォンが大いに活躍してくれる。

 もちろんWiMAXのエリア内ならば、ポータブルWiMAXルータである「WiMAX Speed Wi-Fi」を活用することで、その高速性をスマートフォンで活用することができる。最近はスマートフォンの増加と普及で3G回線の混雑が問題になることも多いので、もうスマートフォンもWiMAXとともに使ってしまうほうが快適だ。

 一部にはスマートフォンを使ってのテザリング(携帯端末を通じてPCにインターネット接続を提供する機能)をサポートするサービス・機能も登場していることもあり、今後、この補完関係はより密なものになっていくに違いない。このため、3Gデータ通信専用サービスの契約を更新することは、個人的にはもうないのでは? と考えている。

 皆さんも急速に変化する高速ワイヤレス通信環境の中で、どんな選択がもっとも効率的なのか、考え直してみてはいかがだろう。

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