「高速」も「低価格」も「広エリア」もすべてを望む人に──検証して分かった、「BIGLOBE LTE」はズバリ“ここ”が違う！：端末も、UIMカード（SIM）も、料金プランも「選べる」（2/2 ページ）

» 2012年09月03日 10時00分公開

[PR／ITmedia]

2機種から選べる「LTE対応モバイルルータ」　スマホ給電可能な最新モデルも

　BIGLOBE LTEは前述した通り、モバイルルータも個性的な2機種を用意している。多機能かつ長時間動作が可能なNECアクセステクニカ製「Aterm MR01LN」と、機能はシンプルだがコンパクトなネットインデックス製「NI-760S」だ。どちらが自分に合っているか、それぞれのポイントを少し深く探ろう。

NECアクセステクニカ製「Aterm MR01LN」（写真＝左）とネットインデックス製「NI-760S」（写真＝右）

　Aterm MR01LNは、少し厚めのコンパクトなスマートフォンといったサイズ感で重量は約150グラム、バッテリー動作時間はLTE通信時で約6時間、3G通信時で約8時間。3G世代のモバイルルータと比較すると若干大きめだが、この程度のサイズならバッグに入れて困ることはない。

　NI-760Sはより小型の手のひらサイズで、重量も約108グラムと軽量だ。バッテリー動作時間はLTE通信時で5時間、3G通信時で約6.5時間。サイズと重量の違いはそのままバッテリー動作時間や搭載機能とのトレードオフになっており、これだけではどちらがよいとも言えないのが、よい意味での悩みどころである。

手にしたサイズ感を比較　左がAterm MR01LN、右がNI-760S

　バッテリー実動作時間の一例として、両機器ともに初期設定のまま、都内XiエリアでPCで接続（意図的に30分のYouTube^TM動画視聴も実施）して実利用してみたところ、Aterm MR01LNが約5時間45分、NI-760Sが約4時間50分動作。同じくスマートフォンとともに都内を4、5カ所適当に移動しながら実利用すると、Aterm MR01LNが約6時間35分、NI-760Sが約5時間20分動作した。一般的な使い方においては、どちらの機器もほぼカタログスペック通りにバッテリーでの利用が可能と思ってよいだろう。

　この2機種のモバイルルータは、バッテリー動作時間の延長に寄与する省電力機能に少し違いがある。まずAterm MR01LNは、無線LAN機器（スマートフォンやPCなど）からのアクセスが指定時間なかった場合、WAN側（LTE／3G）を切断して動作時間を最大30時間まで延ばすスリープ機能と、電源オンから30秒ほどで高速起動しつつ、待機時間200時間とするスタンバイ機能の2つが用意されている。スリープは機器を再利用し始めると同時に動作状態に自動復帰するので、利便性を損ねず実動作時間も延長させられるのがポイントだ。

　NI-760Sにもスリープ機能がある。こちらも一定時間無線LAN機器からのアクセスがない場合に移行し、最大100時間まで待機時間を延長できる。ただ、動作状態に復帰するには本体のボタン操作が必要で、Aterm MR01LNと比べると利用にひと手間がかかる。もっとも、喫茶店などでモバイルデータ通信を使用するなら機器も一緒にバッグから出すだろうから、さほど面倒な手間ではないのだが。

Aterm MR01LNは、スマートフォンなどを充電できるUSBバッテリーとしても機能する

　付加機能についてはAterm MR01LNが多彩だ。LTEと3Gに加えて「公衆無線LANサービス」も併用・管理でき、公衆無線LANサービスであるHOTSPOTとBBモバイルポイントの自動認証に対応する。公衆無線LANサービスも併用できるのは電波状態がよくない地下街などで特に有効で、高速で安定した通信速度を求めたい場合などにも便利だ。昨今、公衆無線LANサービスはノートPCでもスマートフォンでも直接利用できるのだが、Xiも、FOMAも、公衆無線LANサービスもこれ1台でまとめて使い分けられ、さらに1つの公衆無線LANアカウントを複数の機器で共有できるようになるのがメリットだ。

　もう1つ、Aterm MR01LNは「USBポータブルバッテリーとしても機能する」という独自特徴も備えている。USB Standard-Aポート（PCに備わる標準USBポートと同形状）付きのケーブルが付属しており、こちらにUSB充電対応機器──例えばスマートフォンやポータブル音楽プレーヤーなどを接続すると、それらを「充電」できてしまう。こういった機能にグッと来るモバイルユーザーは意外と多そうだ。

NI-760Sはバッテリー着脱が可能。（オプションなどの用意はされないが）外部アンテナポートも備えていたりする

　最後に両機器に共通の機能として、PCとUSBで有線接続して利用する「USBモデム」としての利用も可能。さらにスマートフォン向けに専用アプリも準備され、「バッテリー残量や電波状態を手元のスマートフォンでチェック」できる。特にNI-760S用のスマートフォンアプリはさまざまな設定操作も可能なため、スマートフォンやタブレット端末からの利用がほとんどいう人にはブラウザでの設定よりも手軽で便利だ。

　……というわけで、機能の豊富さ（特にUSBバッテリー機能）と長時間動作ならAterm MR01LN、シンプル＋小型でより低価格に利用したいならNI-760Sということになるだろうか（※参考価格がやや安価なNI-760Sは、24カ月間355円／月を利用料金より値引きする特典がある）。モバイルルータをどんなシーンに使うのかさえはっきりしていれば選択はさほど難しくないだろう。選べる、意味のあるラインアップといえる。

それぞれスマートフォンアプリが用意されているので、機器の電波状況やバッテリー残量、機器設定などを手元のスマートフォンでチェックすることも可能だ

利用スタイルで選べる2つの「料金プラン」

3980円／月の「デイタイムプラン」は2時～20時で利用できる

　BIGLOBE LTEは「デイタイムプラン」と「スタンダードプラン」、2つの料金プランから自分に合うものを選択できるのは前述した通り。では、どちらが自分に合っているかを検証しよう。

　デイタイムプランの特長は、利用可能時間を2時～20時に限定することでリーズナブルな料金「3980円／月」を実現したことだ。

　さて、みなさんは20時から深夜2時の夜間にモバイル環境でインターネットを利用するだろうか。多くの人は帰宅しており、自宅には別途固定回線でインターネットが使える環境にあると思われる。業務時間に重ならず、帰宅時間の変動が少ないという人に勧められる料金プランといえる。

4980円／月の「スタンダードプラン」は24時間利用できる

　一方、「4980円／月」のスタンダードプランは夜型生活・業態の人や利用時間に縛られず利用したい人、そして出張が多い人、自宅に固定回線をひいていない人に向く。基本的には万能なプランだ。

　もちろん前述した特典を活用し、はじめにデイタイムプランで契約して、自分が実際にどう使うのかを試してから判断するのでも大丈夫だ。こんなふうに気軽に導入できるのもBIGLOBE LTEの魅力である。

“モバイラー”も、“これからはじめる人”も納得させる「選べる」LTEサービス

BIGLOBE LTEとLTE対応モバイルルータ1台で、ノートPC、スマートフォン、タブレット、携帯ゲーム機などの無線LAN機器をすべて「LTE通信対応」にできる

　BIGLOBE LTEは、料金プランと利用機器を自分の使い方に応じて「選べる」のが大きな魅力だ。

　料金プランについて、通信事業者の通常契約は基本的に完全定額と2段階定額のプランを用意しているが、2段階定額は「月単位で使うか／使わないか」の2択になってしまうので、実際は利用料金の節約につながらないこともある。この点、BIGLOBE LTEは「利用する時間帯」の基準で選べるので、どちらが自分に向くかはっきり決めやすい。このスタイルは特に高く評価したい。

　また、普段よりモバイルデータ通信を活用するモバイラーとしては「UIMカード（SIM）のみ」の契約ができ、今後導入例がより増えるであろうminiUIMカード（microSIM）を選択できるのがうれしい。必要であれば、個性あるLTE対応モバイルルータを低価格で一緒に入手できる選択肢があるのも安心だ。

　そして、サービスエリアはNTTドコモのXiエリアとFOMAエリアを利用可能である。FOMAエリアはすでに人口カバー率100％であり、Xiエリアも今後どんどんエリアが広がる。BIGLOBE LTEは2年契約だが、今後2年で次世代のXiエリアがグワッと広がるであろうことを考えると、この契約期間でも困ることはほとんどないだろうし、公平利用のために課される利用制限などもXiにほぼ準じている。安心感と将来性に不安はないと思われる。

　せっかく次世代のモバイルデータ通信サービスを使うなら、LTEの速度やレスポンスのよさを享受したいし、それを気兼ねなく使ってもリーズナブルであればなおよい──。BIGLOBE LTEはまさにそんな人に勧められる、速度・エリア・料金を高いレベルでバランスさせた「ユーザーの好みで選べる」喜ばしいサービスである。