「McAfee LiveSafe」で安全・快適なデジタルライフをマルチデバイス時代のデータ・パスワード管理術

セキュリティ製品に求められるのは、もはやマルウェア対策機能だけではない。マカフィーの最新セキュリティスイート「McAfee LiveSafe™ サービス」は、同社が考える理想のセキュリティソフトへの第一歩だ。

» 2013年09月27日 10時00分 公開
[ITmedia]
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 現在、私たちの身の回りには非常に多くのインターネットデバイスが溢れている。仕事ではPC、余暇はタブレットでさまざまなサービスを利用し、どこへ行くにもスマートフォンは必須、携帯ゲーム機や電子書籍端末を持ち歩く人も多い。それぞれの利用シーンに応じてデバイスを使い分けている人は今や珍しくないだろう。言うまでもなく、これらのデバイスは私たちの生活を便利にしてくれる。

PCの出荷台数は横ばいが続く一方で、スマートフォン/タブレット市場が急拡大しており、複数のデバイスを利用するデジタルライフスタイルが一般的になりつつある。IDCによる「国内モバイルデバイス市場 2013年第1四半期の分析と2013年〜2017年の予測」から「国内モバイルデバイス出荷台数予測:2012年〜2017年」を引用(IDC Japan/2013年6月24日発表)。

 ただしその一方で、複数のデバイスを使い分ける煩雑さを感じている人もいるはずだ。取り扱うデバイスの数が増えれば増えるほど、日々蓄積されていく情報が散らばってしまい、すぐに必要なデータがなかなか探し出せないということも多い。また、これらのデバイスにはアドレス帳や決済情報といった極めて重要な個人情報が蓄積されているため、各デバイスごとにきちんと管理し、保護する必要もある。

 こうした煩わしさに拍車をかけているのがWebサービスの多様化だ。複数のショッピングサイト、複数のネットバンキング、複数のSNSを使い分け、それぞれのサービスで登録したアカウント情報を、アクセスするデバイスごとに管理するのは難しいことだ。

 なぜなら第三者から簡単に類推できない強固なパスワードは、自分にとっても覚えづらい文字列になるため、利用するサービスが増えれば人間の記憶力の限界を簡単に超えてしまう。その結果、本来は秘匿性が求められるパスワードをどこかにメモしたり、ごく簡単な文字列を用いたり、複数のサービスで同じパスワードを使い回している人もいる。しかし当然ながら、これはセキュリティ上危険な状態だ。

 私たちは、セキュリティ上の安全を前提としつつ、より簡単に複数のデバイスを扱い、より便利にサービスを利用したいと望んでいる。

 PCセキュリティで長い歴史を持つマカフィーは、こうしたニーズに沿って製品開発を推し進めている総合セキュリティベンダーの最大手だ。この秋にパッケージ版の発売を予定しているコンシューマー向けセキュリティスイートの最新版「McAfee LiveSafe」について、同社CMSB事業本部プロダクトマーケティングマネージャーの小川禎紹氏に聞いた。

デジタルライフ全体のサポートを目指す新たな取り組み「McAfee LiveSafe」

―― すでに一部のメーカー製PCではプリインストール版として提供が始まっている「McAfee LiveSafe」ですが、従来のスイート製品である「オールアクセス」から「LiveSafe」(リブセーフ)へ名前を変えたのはなぜでしょうか。

マカフィーCMSB事業本部プロダクトマーケティングマネージャーの小川禎紹氏

小川氏 これまでセキュリティ製品は、アンチウイルスやインターネットセキュリティといったように、脅威からの保護を前面に出した製品名が使われていました。セキュリティソフトといえば、悪意のあるプログラムからパソコンを守るためのもので、どれだけ多くのウイルスを検出できるか、どれだけ多層な保護技術を持っているか、またどれだけ軽く動作するか、といった点が主な評価ポイントでした。

 ただ、ご存じ通り、今はパソコンだけでなく、タブレット端末やスマートフォンなどが普及し、エンドユーザーのデジタルライフが大きく変化して、単にパソコンを保護するだけでは足りなくなっています。そこで我々は、2011年に「オールアクセス」という製品で、1人の所有するデバイスであれば、Windows、Mac OS、Androidの区別なく台数無制限で利用できる“マルチデバイスセキュリティ”を打ち出しました。

 現在のセキュリティ脅威は、その大部分がインターネットに根ざしてるため、危険に遭遇する可能性は、スマートフォンやタブレットも例外ではありません。むしろ、個人情報のかたまりのような端末だからこそ、きちんと保護する必要があります。また、モバイル端末ゆえの紛失や盗難といった問題も考慮しておかなくてはなりません。

 こうしたニーズを受けて、PCもMacもスマホもタブレットも、1本ですべて保護できるマルチデバイスセキュリティを実現したオールアクセスは、デバイスごとにパッケージを購入する必要がなく、逆に所持するデバイスが増えるほどセキュリティコストが下がることになるので、ITガジェット好きなユーザーには特に好評でした。

 そして今回、1つのセキュリティ製品で保護対象を広げていくという方向性をさらに推し進め、デバイスだけでなくユーザー自身を守っていくというコンセプトで開発を行ったのがLiveSafeです。「Live」と「Safe」を組み合わせた造語は、そうしたユーザーのデジタルライフ全体をサポートするというコンセプトを反映しています。

 複数のデバイスを使い分けるライフスタイルは、今ではごく一般的な人々の間でも浸透しています。また、これに伴ってITリテラシーの幅も広がりました。そうした人たちの中には、ITデバイスは単に自分がやりたいことを実現するための道具であって、ネットにはどんな危険があるのかや、そうした危険から身を守るためにどうすればいいのかといった難しいことに頭を悩ませたくない、と考える人もいます。

 ですのでマカフィーは、ユーザーの目に見えない深い部分ではこれまで以上に高度なセキュリティ機能を提供しながら、ユーザーのデジタルライフスタイルをより便利で快適にする製品をLiveSafeで目指しました。

生体認証で強固なセキュリティと使い勝手を両立したクラウドストレージ「Personal Locker」

―― LiveSafeのコンセプトに沿った特徴的な機能にはどんなものがありますか?

小川氏 新機能としては、安全性の高いオンラインストレージ「Personal Locker(パーソナルロッカー)」ですね。

 複数のデバイスを所持していると、情報が各デバイスに散在してしまうのを防ぐためにオンライン上でデータを管理したいと思うことがあります。どのデバイスからでも同じように情報を参照できると便利ですから。また、こうしたクラウドサービスを使うことで、ストレージ容量の少ないモバイル端末でも大量のデータを扱えるというメリットもあります。

 ただ、情報の重要度によっては、そうしたデータをクラウド上で管理するのに心理的な抵抗を感じることがあるでしょう。動画や写真などのメディアファイルならまだしも、仕事上の機密文書や、クレジットカード関連の情報などは、情報漏えいの危険性などを考えるとやはりためらってしまいます。

 Personal Lockerなら、顔認証と音声認証を使ってアクセスする強固かつ手軽に使えるセキュアなオンラインストレージを1Gバイト標準で利用できるので、機密性の高い金融情報などを保存するにはうってつけです。また、そうした情報をローカルに置いていないというのは、例えデバイスごと紛失したり盗難されても、情報流出の危険性を回避できるということでもあります。

暗号化されたオンラインストレージ「Personal Locker」は、PINコード、顔認証、声認証の3ステップでアクセスする。強固なセキュリティを実現する一方で、わずらわしいパスワードなどを覚えておく必要がないのはうれしい。機密情報の保存に最適だ

 ちなみにPersonal Lockerは、インテルと共同開発した技術をコンシューマー製品として初めて実装しているのもポイントです。具体的にいうと、Personal Lockerのセキュリティレベルは、生体認証とPINコードを組み合わせた2段階で設定できるのですが、CPUがSandy Bridge(開発コード名)世代以降のCoreプロセッサーであれば、PINコードの入力を省略できるようになっています。つまり生体認証とPINコードで守られた強固なセキュリティにも関わらず、ユーザーは複雑な手順を踏むことなく、数ステップで機密情報を安全に取り扱えるわけです。

わずらわしいパスワードの管理には「SafeKey」がオススメ

―― そのほかに「ユーザーのデジタルライフを快適にする」という点で注目の機能を教えてください。

小川氏 そういう意味では「SafeKey(セーフキー)」がオススメです。これはオールアクセスから実装されている機能ですが、いろいろなサービスのアカウント管理に頭を悩ませている人には非常に有用でしょう。通常、サービスにログインするためのパスワードは、複雑な文字列を組み合わせることでセキュリティレベルを上げていますが、日々利用しているサービスが10や20になっていくと、それぞれに対して複雑なパスワードを覚えておくことは現実的ではありません。

 その結果、セキュリティよりも使いやすさを優先してしまい、どこかにパスワードをメモしたり、別のアカウントで共通の暗証番号を使用するといった本末転倒な状況になりがちです。弊社がグローバルで行った調査では、15%の人が携帯電話のメモ帳などにパスワード情報を保存し、10人に1人以上が複数のデバイスやアカウント間で同じパスワードを使っている実態が浮き彫りになりました。

 このような状態では、落としたモバイル端末からネットショッピングやオンラインバンキングを不正利用されてしまう可能性が高くなるのは当然として、最近流行している「リスト攻撃」(注:流出したアカウント情報を使って別のサービスに不正ログインを試みる手法)に対しても危険があります。IDとしてメールアドレスを要求するサービスは少なくありませんが、パスワードを使い回していると、どこか1つで情報が漏えいしたら、同じIDとパスワードを使用しているすべてのサービスが芋づる式に乗っ取られる可能性があります。

SafeKeyにログインすることで、お気に入りに登録されたサービスは1クリックでログインできるようになる。マルチプラットフォームに対応する

 マカフィーのSafeKeyを使えばこうした問題を簡単に解決できます。SafeKeyは複数のアカウント情報を一元管理できるため、サービスごとにアカウント情報を覚えておく必要がなく、クラウド経由ですべてのデバイスに同期されるので、自分が使うデバイスごとに設定する必要もありません。複雑なパスワードを覚えることなく、1クリックでお気に入りのサイト/サービスに安全にログインできます。

 このほか、マカフィー製品のライセンス管理やプログラムのダウンロード/インストールを複数のデバイスで横断的に管理できる「マイアカウント」や、デバイスのセキュリティ状況が一目で把握できるWindows Storeアプリ「マカフィー セントラル」、従来の「サイトアドバイザー」がSNS上に投稿されたURLの安全性評価に対応している点もポイントです。“ウイルス対策を超えたセキュリティ”として注目して欲しい部分ですね。

 もちろん、セキュリティソフトである以上、マルウェア対策には万全を期したうえで、さらにユーザーが抱えているセキュリティ上の不安をなくし、簡単かつ便利なデジタルライフをサポートするのが今回のLiveSafeです。通常のテクニカルサポートだけでなく、セキュリティに関する質問に答えていくネットサポートも用意しているので、初心者でも安心して使って頂きたいと思います。

Windows 8向けの「マカフィー セントラル」では、インストールした端末の保護状況を把握し、設定変更やライセンス管理などが簡単に行える(画面=左)。URLの安全性評価を行い、危険なサイトへのアクセスをブロックするサイトアドバイザー。SNS上の投稿に対応しており、“友人”になりすました投稿内容からフィッシングサイトへ誘導されるのを未然に防いでくれる(画面=右)

インテル×マカフィーで他社と差別化していく

―― LiveSafeの新機能であるPersonal Lockerでは、インテル製CPUとハードウェアレベルで連携している部分がありましたが、インテル傘下に入ってこうした取り組みは加速していくのでしょうか?

小川氏 ご指摘の通りで、OSよりも深いハードウェアレベルでのセキュリティは、他社のセキュリティ製品と差別化する大きなポイントになります。

 実際、法人向け製品ではすでに「Deep Safe」という技術で1ランク上の保護を実現していますし、これと同じように、今後はコンシューマー製品でもハードウェアに基づいたセキュリティ機能が加わっていくでしょう。詳しくは言えませんが、すでにハードウェア的には実装が可能で、後はソフトウェアアップデートで対応できる段階のものもあります。今後もユーザーには見えない深いレベルで高いセキュリティ技術を実現し、実際のフロント部分ではユーザーが悩むことなく、デジタルライフを楽しめるセキュリティ製品になっていくと思います。

 少し話は変わりますが、業界への影響力が強いインテル傘下であることで、PCメーカーや携帯キャリアといった、各パートナーとの緊密な関係もマカフィーの強みです。すでに全世界で1億台を超えるモバイルデバイスにセキュリティを提供し、その実績から国内キャリアのスマートフォンにモバイル向けセキュリティソフトをプリインストールして頂いています。

 また、PC業界ではデルがLiveSafeをいち早く導入して顧客にセキュリティを提供しておりますし、富士通は同じくマルチデバイス製品の「マカフィー マルチアクセス」という製品をプリインストールして出荷しています。こうしたパートナーとの協業も今後積極的に推し進めていきたい部分ですね。

 マカフィーの理想は、ユーザーが使用しているデバイスによらず、これまで通りの高いセキュリティを担保し、そのうえで同じユーザーインタフェース、同じユーザー体験でデジタルライフスタイル全体を包括的にサポートしていくことです。もちろん、まだその理想に完全に到達しているわけではありませんが、その第一歩として「LiveSafe」を使ってもらえれば、みなさんにもマカフィーの目指す世界が見えてくると確信しています。

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提供:マカフィー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2013年10月17日

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