エプソンダイレクトから登場した「Endeavor SY01」は、手の平にすっぽりと収まる小型サイズを実現した話題のスティック型PCだ。どんな場面で活用できる?
タワー型PCが全盛だった時代から、スリムなブック型や手の平サイズのPCなど、PCの省スペース化に積極的に取り組んできたエプソンダイレクトから、究極ともいえる省スペースPC「Endeavor SY01」が登場した。
一見するとUSBハブ、あるいはメモリーカードリーダーのようにしか見えないボディは、女性でも指2本で軽々持てる超軽量のハンディサイズ。にもかかわらず、Atom Z3735F、2Gバイトメモリ、32Gバイトのフラッシュメモリストレージ(eMMC)が内蔵されていて、プリインストールのWindows 8.1 with Bing(32ビット版)が動くのだから驚きである。
本体にはHDMIコネクタが直付けされており、HDMI端子をもつ家庭用テレビやPC用液晶ディスプレイにそのまま差して使うことができるのがまたニクイ。ボディ自体がほとんど存在感がないので、リビングルームのテレビに接続すればテレビがそのまま大画面PCになったような感覚を覚える。しかも、価格は税込み1万9440円と、誰でも手軽に買うことができるのがありがたい。
これだけでもう買うしかないと思わせるに十分だが、ここではさらにEndeavor SY01の魅力に迫っていく。詳細な仕様を紹介するとともに、どんなことに使えるのか、どんな場面でありがたいのか、活用法をいろいろと考えてみよう。
まずはEndeavor SY01の仕様を紹介しよう。ボディの具体的なサイズは、113(幅)×38(奥行き)×14(高さ)ミリ(HDMIコネクター含む、突起部除く)で、重量は約60グラムと超軽量だ。ジャケットやYシャツのポケットにも無理なくスッと入る、文字通りのスティック型サイズだ。バッグに入れる場合は、どこに入るかより、バッグのどこに入れたか分からなくならないような対策のほうが必要だろう。
基本システムは、CPU(SoC)がAtom Z3735F(1.33GHz/最大1.83GHz)、メモリが2Gバイト、データストレージが32Gバイト(eMMC)と、低価格Windowsタブレットによく見られる構成だ。
ボディには、HDMIコネクタを直付けしているほか、フルサイズのUSB 2.0ポートがあるため、PC向けの周辺機器(キーボード、マウス、USBメモリー等)を変換アダプタなど使わずに使用できる。また、ストレージ容量の拡張やデータ交換に使えるmicroSDメモリーカードスロット(SDXC、UHS-I対応)も装備する。通信機能として、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth v4.0+EDRを搭載する。
プリインストールOSは、32ビット版Windows 8.1 with Bing。低価格PC/タブレット向けにマイクロソフトが戦略的に格安のライセンス料で提供しているWindows 8.1であるが、Internet Explorer 11のデフォルトの検索エンジンが「Bing」に設定されているという以外は、通常のWindows 8.1と同じものである。Microsoft Officeをはじめ、使い慣れたWindows用のアプリケーションをそのまま使うことができる。
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提供:エプソンダイレクト株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2015年6月18日