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» 2018年05月31日 10時00分 公開

ハイエンド性能を最大まで引き出すデュアル水冷! サイコム「G-Master Hydro X470A」を試す (1/2)

第2世代Ryzenを採用したサイコムの「G-Master Hydro X470A」は、こだわりの水冷システムによって、高性能と静音性を両立したモデルだ。

[PR/ITmedia]
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 ハイエンドのゲーミングPCを追求していくと、その到達点としてデュアル水冷がある。つまりCPUとGPU、双方を水冷とすることで十分な冷却と静音性を実現する製品だ。今回は、そのデュアル水冷を採用しつつ、最新CPUの第2世代Ryzenを搭載したサイコムの「G-Master Hydro X470A」を試してみた。

サイコムのデュアル水冷モデルを試す

デュアル水冷の第2世代Ryzenマシンは静音性や拡張性も十分

 今回試用したG-Master Hydro X470Aの評価機は、BTOで仕様を少しカスタマイズしたモデルとなる。ベースとなる標準構成モデルと、今回のカスタムポイントとを合わせて、そのスペックを紹介していこう。

 G-Master Hydro X470Aは、サイコムのデュアル水冷PC「Hydro」シリーズの1モデルだ。ミドルタワーケースを採用したHydroには、Intel、AMD双方のCPUをベースとしたモデルがラインアップされており、現在唯一のAMD CPU搭載デュアル水冷モデルとなっている。

 もっとも、これはAMDの第2世代RyzenがソケットAM4という第1世代と変わらぬソケットを搭載しているためで、実はG-Master Hydro X470AのBTOオプションにはまだ第1世代Ryzenの選択肢もある(5月25日時点)。とはいえ在庫のみとなっていることから、基本的には「G-Master Hydro X470A=第2世代Ryzen搭載モデル」という認識でよい。

 AMDのRyzenは、同クラスのIntel製CPUと互角の性能を備えつつ価格競争力にも優れたコストパフォーマンスの高さが魅力だ。

 例えば、G-Master Hydro X470Aに近いところのIntel CPU搭載モデルが「G-Master Hydro Z370」に相当するが、それと比較するとG-Master Hydro X470Aの方が数千円安い。数千円なのでお昼ご飯の大盛りを数週間我慢すれば工面できてしまいそうではあるが、そこは現在イケイケのAMD。しかも「2020年までソケットAM4を継続する」と公言しているので、残り2年の間にCPUのパフォーマンスアップを図りたくなったとして、(ユーザーの自己責任になるが)アップグレードが容易というのもポイントになるだろう。

ケースはFractal Designの「Define R5」を採用。標準構成ではブラック。今回のカスタムモデルはBTOで選べるホワイトだ。ただしクリアサイドパネルと天板部の防塵フィルター付きは+1600円となる

 G-Master Hydro X470Aのケースは先述の通りATXミドルタワー。多少大柄なのは、デュアル水冷システムを余裕をもって搭載する意味もあるだろう。パーツ単体でいえば、Fractal Designの「Define R5」が採用されている。自作PCに詳しい方ならご存じの通り、拡張性と機能性、デザインという三拍子そろった人気のケースだ。本製品ではブラックとホワイト、さらに左側面パネルがフラットなプレートタイプとクリアアクリルパネルタイプという4つの選択肢が用意されている。

本体前面。パネル自体はフラットなデザインでシンプル

 フロントパネルのドアを左に開いて中を確認すると、上2段が5インチのオープンベイ(最上段には光学ドライブが搭載済み)、その下に着脱可能なフィルターがあり、内部には14cm角のファンが搭載されている。また、フロントパネルの裏には吸音パネルも装着済みだ。

着脱可能なフィルターや吸音パネルなど静音性に配慮されている

 ハイエンドなゲーミングデスクトップPCといえばブラックが定番だが、今回はホワイトのクリアサイドパネルタイプのモデルを評価する。女性受けしやすそうな明るいホワイトのケースは年々人気が高まっている。

 例えば、デスクトップPCを置く部屋が、明るめの床材、白い壁紙に白いカーテンといった明るいイメージであればホワイトのPCがよく映える。一方、ダークな床材で間接照明があるような、落ち着いた空間であればブラックのケースの方が溶け込むのではないだろうか。

 側面のパネルを開いた内部は、ATXミドルタワーとしては標準的なレイアウトといえる。前面側が上から5インチオープンベイ、その下にはずらりと3.5インチシャドーベイが9つ並ぶあたり多少レガシーだが、山ほどHDDを搭載できる。

本体左側面

 電源ユニットは底面配置で、ケーブルは裏面配線なので見栄えがよい。マザーボード用のスペースは、ケースの奥行きの割に少し狭い印象もあるが、今回のカスタムモデルがGeForce GTX 1080 Ti搭載グラフィックスカードを装着していることから、何ら問題ないことは明らかだ。将来的により長いグラフィックスカードを装着したい場合も、前面寄りの3.5インチシャドーベイが3基ずつのボックスに分割されているので、ちょうどグラフィックスカードと干渉しそうな部分だけ外せば装着できる

内部は旧モデルのデザインをベースにアレンジを加えている。ストレージの拡張性はかなり高く、グラフィックスカードとの干渉もない

 G-Master Hydro X470Aの真骨頂であるデュアル水冷も確認できる。CPU、グラフィックスカード双方から2本の水冷チューブが伸びており、CPU側は天板部にラジエーターを、グラフィックスカード側は背面にラジエーターを置いている。ラジエーターのサイズは120mm。12cm角ファンと互換性のあるサイズだ。

ラジエーターは天板部にCPU用のものを、背面部にグラフィックスカード用のものを搭載。ファンはNoctua NF-F12 PWMに換装済み。ノイズもほとんど気にならない

 ラジエーターに装着されているファンは、今回のカスタムモデルではNoctua NF-F12 PWMだった。標準構成では、いわゆる標準グレードのものが採用されていると思われる。

CPUクーラーはAsetek製簡易水冷モデル「740GN」。グラフィックスカード後部にファンを搭載して周辺回路を冷却しつつ、GPUコアは水冷ヘッドによって冷却する。水冷クーラーはAsetekの「550LC」。また、ファンはNoctua NF-F12 PWMに換装済み。加えてサイコム独自の脱落防止ステイ「CARDKEEPER」も装着されてかなりいい見た目だ

 2つのラジエーターファンと天板部に追加された14cm角ファンは排気として働き、吸気はというと前面の14cm角ファンが担っている。そのため、メインの吸気を担う前面カバーの内部、さらに底面にも容易に着脱可能なフィルターが装着されている。天板部にもマグネット式のフィルター(オプション)が装着されており、例えば、電源オフ時に上から降ってくるホコリの侵入を防いでくれる。前面パネルの裏や、右側面のパネルには吸音材が装着されており、静音対策も十分に施されている。

各部にフィルターや吸音材を装着しており、ホコリ対策、ノイズ対策はかなり厳重

 ちなみに、側面にクリアサイドパネルタイプを選択したときのみ、「LED発光システム」も追加できる。最近よく、マザーボードやグラフィックスカード、メモリやファンなど光るパーツが豊富だが、このオプションはRGB LEDストリップを装着するというもので、発光色やパターンはリモコンから制御できる。各パーツに搭載されたLEDだけのときよりも圧倒的にビカビカ光る。

 PCにおけるLEDは賛否両論あるだろう。筆者も少しハデ過ぎやしないかとは思う。ただ、例えばこれが仕込まれた左側面を壁に近づけてPCを配置し、間接照明のように利用すれば、これはこれでアリのように思う。もっとも、その場合は内部を見せることとのトレードオフになるので好みの方をとればよい。

ケース左側面内部の前面から底面にかけてRGB LEDストリップが搭載されている。リモコン操作で輝度や発光色、パターンを変更できる

 Hydroシリーズは、サイコムのPCの中でもハイエンドに位置するモデルだが、特に水冷、冷却、静音といった視点から厳選されたケースを採用していることがよく分かる。

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提供:株式会社サイコム
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年6月6日

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