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» 2018年06月26日 10時00分 公開

AirMacシリーズ販売終了……Macユーザーが今買うべき無線LANルーターは? (1/2)

Synologyの無線LANルーター「RT2600ac」がMacやiPhoneユーザーから注目を集めている。その理由は……

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 Appleの無線LANルーター、AirMacシリーズの製造終了が発表されて早二カ月。現在AirMacを使っている人は「いつまでこのAirMacを使い続けられるのだろうか」と不安を感じているのではないだろうか。

Appleユーザーが注目する最新無線LANルーター「Synology RT2600ac」

いつまで使える? AirMac製造・販売終了の影響は

 AirMacには3つのシリーズがある。廉価な無線LANルーターの「AirMac Express」、その上位版である「AirMac Extreme」、Time Machineと連動したバックアップ機能を持つ「AirMac Time Capsule」だ。だが、これらの中での最新モデルであるAirMac Extreme 802.11ac ME918J/Aでさえ、リリースは5年前の2013年。Wi-Fi製品の特徴を考えるとそろそろ今後のことを考えるべき時期に来ているといえる。

 Wi-Fi製品は標準規格の策定が先行するプロダクトだ。つまり、ベンダーの新技術、新仕様によって性能向上が図られるCPUやメモリ、PCなどと異なり、まず、国際標準規格が定められ、その後に新規格に対応した製品が作られる。

 各製品はWi-Fiアライアンスによって認定され、メーカーを超えて相互接続が可能であることが保証される。新しい規格はより高速な仕様となっていることが多いため、無線LANでの通信速度向上はどれだけ最新の規格に対応しているか、どれだけ高速通信のためのオプション規格に対応しているか、という点が大きく影響する。

 実際、2012年発売のAirMac Express最終モデルは802.11nまでしか対応しておらず、最高速度は300Mbps止まりだ。しかも有線ポートは100Mbpsまでであり、宅内までギガビットネットワークが到達している今となっては力不足の感は否めない。

 一方、AirMac Extreme、AirMac Time Capsuleは現在主流の802.11acに対応している。だが、802.11acはそれまでの規格に比べて速度向上のためのオプションが多いこと、同規格の第2世代となる802.11ac Wave2が策定されていることから、単純に判断はできない。

 また、親機(無線LANルーター)と子機(スマートフォンやタブレット、ノートPCなど)は両方が対応している規格で通信を行う。そのため、子機がいくら高速な規格に対応していても、親機が対応していなければその性能を生かすことはできない。スマートフォンを2年周期で買い換える人が多いことを考えると、発売が3世代以上前になるAirMacでは子機の性能を十分に発揮できていないかもしれない。

AirMac製造終了は2018年4月27日に既報となっている

Appleユーザー向けのルーターの条件は?

 AppleはAirMacシリーズの終了を受けて、「どのような機能が搭載されている機種を選ぶべきか」という情報を開示している。具体的な機種名は含まれていないが、Apple情報専門のニュースサイトなどで現在最有力候補といわれているのが「Synology RT2600ac」だ。

他社製の無線LANルーターを選定する際に検討すべき機能はAppleからも正式に提示されている
Apple情報専門の米国ニュースサイト、9to5MacはAirMac Extremeの置き替えとして「Synology RT2600ac」が特に有望な候補であると伝えている

 その理由は、RT2600acがAppleの提示する条件を満たしているだけでなく、AirMacユーザー、Appleユーザーが考慮すべき以下の4点を満たしているからだ。

1、セットアップが簡単

 RT2600acの設定は非常に簡単だ。ネットワークケーブル、電源ケーブルをつないで電源を入れればすぐにWi-Fi接続可能な状態になる。iPhoneやiPadなどから初期設定時のSSID、パスワードで接続すればそのまま設定画面が表示されるので、画面に従って進めていくだけでよい。

RT2600acの外観。4x4アンテナと全面にスリットの入った放熱設計が特徴
ネットワークインタフェースはWAN×1とLAN×4(うち1つはWAN兼用)。WAN側が2系統ある機種は少ない
USBポートは背面のUSB 2.0と側面のUSB 3.0、あわせて2ポート搭載。プリンタやUSB外付けHDDなどを接続する
(画面=左)。Synology Routerを選択。初期パスワードは同梱のQuick Installation Guideに記載されている(画面=右)
設定画面が表示されるので「起動」をタップして次へ進む(画面=左)。まずは管理者アカウントを設定する(画面=右)
次にSSIDとパスワードの設定(画面=左)。ルーターの操作モードを選択。既存のルーターの置き換えなら「ワイヤレス ルーター」でよい。SRMは管理画面のことなので、通常は外部アクセスを許可する必要はない(画面=右)
もう1つの操作モードは「ワイヤレス AP」。いわゆるブリッジモード。既存のルーターをそのまま利用し続けるときにはこちらを選ぶ(画面=左)。インターネット接続の設定。通常は「自動 IP」でよい(画面=右)
これで設定は完了。しばらくすると利用可能になる

2、通信速度が速い

 RT2600acはモデル名の通り、AC2600クラスと呼ばれる無線LANルーターだ。これは2.4GHz帯で800Mbps、5GHz帯で1733Mbpsという通信速度で実現される。具体的に見ていこう。

 まず、5GHz帯の1733Mbpsだが、これはIEEE 802.11acのオプションである4x4 MIMO、もしくは帯域幅160MHzと2x2 MIMOの併用によって引き上げたものだ。一方、2.4GHz帯ではIEEE 802.11nのオプションである帯域幅40MHz、4x4MIMO、256QAMによって800Mbpsを達成している。

 MIMOは複数のアンテナを使用して通信速度を引き上げる技術だ。送受信に同数のアンテナを使用して同時通信を行う空間多重化の他、子機の場所で電波強度が大きくなるように電波を調整するビームフォーミング、複数のアンテナのうち最も受信状況のよいものを使用するダイバーシティーといった機能も含まれる。

 帯域幅は通信チャネルに使用する周波数帯域のことで、複数のチャネルを束ねて使用することで大量のデータを一度に流すことができるようになる。例えば、IEEE 802.11acの標準帯域幅80MHzを2つ分の160MHzにすることで速度は2倍になる。

 QAMは変調方式のことで、数字は1シンボルに乗せることのできる情報量を表している。情報密度802.11nの標準は64QAMであるのに対し、256QAMを利用すれば速度は約1.3倍になる。

 これらのオプションは親機・子機双方が対応していなければ利用されない。また、オプション規格であるため、対応していなくてもIEEE 802.11ac対応と記載することができる。同じIEEE 802.11ac対応機器であっても実際には433Mbpsまでしか出ないものもあれば、1300Mbpsのものもある。

 このようなオプション規格による高速化は、IEEE 802.11nから顕著になっているので、今の子機が対応しているかどうかに関係なく、なるべく多くのオプションに対応した親機を選ぶことが長く使うコツといえるだろう。また、Wi-Fiの規格ではないがRT2600acはIPv6にも対応している。今後、IPv6を利用するようになっても買い換えは不要だ。

 実際のiPhone 6s、iPad Proで測定した通信速度の結果は次の通りだ。サーバ側は有線接続したPC(Core i7-7700、16GBメモリ、Windows 10 Home)、計測ツールにはiPerf3クライアントのFleet Remoteを使用している。電波干渉などによって通信速度は大きく変化するため、参考程度としてもらいたい。

iPhone 6sの通信速度テスト(iPerf3を使用)の結果
iPad Proの通信速度テスト(iPerf3を使用)の結果
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2018年7月2日