待望のAMDモデル! 16コアCPU+RTX 3090のパワーを引き出す「Endeavor Pro9050a」の実力に驚く(2/3 ページ)

» 2021年09月28日 10時00分 公開
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豊富なインタフェースを備えオプションでThunderboltボードも用意

 マザーボードは、AMD B550チップセットを採用する。背面にType-CとType-A両方のUSB 3.2 Gen 2、4基のUSB 3.2 Gen 1(Type-A)を含めてUSBを8基備えており、前面も合わせると11基のUSBが標準で利用可能だ。

 BTOではThunderbolt(40Gbps対応)の拡張ボードも追加することができるので、映像編集のプレビューやキャプチャ、あるいは外付け高速ストレージの接続などでThunderboltが必要な用途にもしっかり対応できる。

 標準でマザーボード上にTPMモジュールを実装(TPM 2.0対応)しており、Windows標準のBitLockerなど、ハードウェア暗号鍵を利用した強固なセキュリティを実現できる。Windows 11の導入要件を満たしており、Windows 11リリース後の無償アップグレードにも対応する。

Endeavor Pro9050a ケース前面に2基のUSB 3.2 Gen 1 Type-AとUSB 2.0 Type-A、ヘッドフォン、マイク端子がある
Endeavor Pro9050a 背面には、Type-CとType-A両方のUSB 3.2 Gen 2、4基のUSB 3.2 Gen 1 Type-Aに加え、2基のUSB 2.0 Type-Aの各端子がある

Ryzen 9 5950X+GeForce RTX 3090の最強コンビ

 評価機は16コア32スレッドのRyzen 9 5950X、NVIDIAのGeForce RTX 3090、メモリは64GB、PCI Express 4.0 x4対応のSSD、Windows 10 Pro 64bitというシステムだ。基本のベンチマークテストについては、参考として、2019年に発売された他社製の旧世代ゲーミングノートPCのスコアも掲載している。

Endeavor Pro9050a テストに利用した機材のスペック

 CPUのみで高負荷なCGレンダリングを行うCINEBENCH R23のCPUスコアは、なんと2万4723ptsだった。売れ筋のモバイルノートPCであれば最新モデルでも5000pts前後、ゲーミングノートPCの最速クラスでも12000ptsを少し超えるくらいなので、ほとんどの人は見たこともないようなスコアだろう。16コア32スレッドのRyzen 9 5950Xのパワーを、余すことなく発揮できていることが分かる。

Endeavor Pro9050a CINEBENCH R23のスコア
Endeavor Pro9050a CINEBENCH R23のスコア比較

 実際のアプリを使ってシミュレーションするPCMark 10のスコアもご覧の通りだ。日常操作(Essentials)、オフィス作業(Productivity)、コンテンツ制作(Digital Content Creation)、いずれの項目も旧世代PCをぶっちぎっている。

 3D描画性能のテストである3DMarkのスコアも、これまた異次元レベルだ。NVIDIA GeForce RTX 3090の威力を遺憾なく発揮できていることが確認できる。

Endeavor Pro9050a PCMark 10のスコア比較
Endeavor Pro9050a 3DMark/Fire Strikeのスコア。現行の一般的なゲーミングPCと比べてもまさに異次元の領域だ
Endeavor Pro9050a 3DMark/Time Spyのスコア
Endeavor Pro9050a 3DMark/Fire Strike Ultraのスコア
Endeavor Pro9050a 3DMark/Port Royalのスコア
Endeavor Pro9050a FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークのスコア(3840×2160ピクセル/最高品質/フルスクリーン)
Endeavor Pro9050a FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークのスコア(DLSS有効時/3840×2160ピクセル相当/フルスクリーン)

ビデオ編集や写真のRAW現像でも圧倒的な結果

 実際のクリエイティブツールを使ったテストにも注目したい。Adobe Premiere Proでは、4K映像のプロジェクト書き出し(H.264エンコード)を行った。簡単な編集のみのシンプルなプロジェクトと、カラーグレーディングや動きのあるテロップ挿入も含めた凝ったプロジェクト、いずれも旧世代PCを圧倒した。後者は一般的なノートPCで行うのは現実的ではないレベルの内容だが、あっさりと終わってしまった。

 DaVinch Resolve 17では、5つの4KクリップにプリセットのLUTを適用して出力する時間を計測している。主にGPUのパワーが顕著に発揮される内容だが、旧世代PCの4分の1以下の時間で終了した。

 Lightroom ClassicのRAWデータ100枚(4240万画素)のJPEG現像出力は、旧世代PCの2.2倍、5分の2の時間で終了した。RAWデータ(4240万画素)の解像度をAIで4倍(2×2倍)にする「スーパー解像度」機能は旧世代PCの5倍近く速くなった。

Endeavor Pro9050a Premiere Proのテスト結果。比較対象もYouTube向けの動画編集などであれば十分に快適にこなせる性能を持っているが、Endeavor Pro9050aはそのはるか上を行く
Endeavor Pro9050a DaVinch Resolve 17のテスト結果。5つの4KクリップにプリセットのLUTを適用して出力する時間を計測。主にGPUのパワーが顕著に発揮される内容だが、旧世代PCの4分の1以下の時間で終了した
Endeavor Pro9050a Lightroom Classicのテスト結果。RAWデータ(4240万画素)の解像度をAIで4倍(2×2倍)にする「スーパー解像度」機能は、GPUの影響が大きい内容だ。旧世代PCの5分の1ほどの時間で終了している

 これだけのメニーコア仕様となると、発熱や消費電力も相当なものになるのではないかと心配する向きもあるかもしれない。今回のシステム全体の消費電力を計測したところ、アイドル時で約80W、高負荷時は、CPUのみに最大負荷を10分間連続してかけるCINEBENCH R23で最大329W、CPUにもGPUにも高い負荷をかけるFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマーク(2560×1440ピクセル/最高品質/フルスクリーン)では最大602Wだった。

 高負荷時の値はいずれもピーク時の最大値で、持続的にはこれよりも100Wほど低い電力で推移していることの方が多かった(CPU/GPUのブーストシステムによる正常な挙動)が、いずれにしてもメインストリームの範囲を逸脱しておらず、標準の1000W電源(構成によっては650Wも選択可能)で十分足りる電力であり、Ryzen 9 5950Xの電力効率の高さが伺いしれる結果だ。

Endeavor Pro9050a 消費電力の計測結果。計測機器は、Electronic Educational Devices製「Watts up? PRO5」を利用した
Endeavor Pro9050a CINEBENCH R23実行(約10分)前後の温度推移(室温25度)。最大59度で、楽々と放熱できている

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