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Vistaに最適なディスプレイ環境をねっとりと検証するワイド時代の幕開け(5/5 ページ)

Vistaの登場によってワイド液晶の普及が加速すると言われている。そこで実際にWindows VistaやOffice 2007を使ってワイド液晶のメリットを検証(粘着)してみた。

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いまディスプレイを購入するなら

 ここまで述べてきたように、ワイド液晶のメリットは確かに大きい。しかし、人によっては常用するアプリケーションのために垂直方向の情報量減少が譲れない場合もあるだろう。17インチSXGA(1280×1024)から20.1インチWSXGA+(1680×1050)への移行であれば確実にお勧めできるのだが、19インチWXGA+(1440×900)は正直微妙なところだ。

 デスクトップ用のスクエア型液晶ディスプレイは、15インチXGA(1024×768)から最終的に17インチSXGA(1280×1024)に収束した。ワイド液晶の場合はまだ未知数ではあるが、1つの指針となるのはフルHD(1920×1080)の存在だろう。個人的には当初は20.1インチWSXGA+(1680×1050)がデスクトップPC用のワイド液晶モニタの普及を牽引し、フルHDをカバーする24インチWUXGA(1920×1200)に収束するのではないかと見ている。

 つまり入り口としては20.1インチワイド液晶を買うのが正しいのだろうが、いま現在の19インチワイド液晶とは2倍ほどの価格差があり、非常に悩ましい。

 あるいは、いまままで使用していた17インチSXGA(1280×1024)はそのまま使用し続け、さらにモニタアームを使って19インチWXGA+(1440×900)とのデュアルモニタ環境を構築するのもアリかもしれない。いまはデュアルモニタに対応したグラフィックスカードや、オンボードでVGAを搭載していながらPCI Express x16を備えたマザーボードもある。今後ワイド液晶のメインストリームが決定づけられるまでそれで乗り切るのも1つの方法だ。

 いずれにせよ、Windows Vistaの発売まであとわずか。次世代OSは是非「ビスタ」サイズのワイド液晶で体感してほしい。

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