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AMD、ノートPC向けAPUとGPUで新モデルを発表:COMPUTEX TAIPEI 2014
ビジネス利用を重視した「AMD PRO」にノートPC向けの「FX」シリーズ、そして、外付けGPUも新世代に移行する。
省電力で高性能。そして、新世代アーキテクチャに
AMDは、6月4日にAPUの新しいシリーズと新モデルを発表した。FXシリーズでは、ノートPC向けの「AMD FX-7600P」と「AMD FX-7500」が登場する。ノートPC向けのFXシリーズではグラフィックスコアを統合しており、AMDが測定したベンチマークテストでは、インテルの“Haswell”世代のCore i7-4500Uと比べて、PCMark 8がほぼ互角、3DMarkとBASEMARK CLで50%増しのスコアになると説明している。
また、“Kaveri”世代のAPUでは、ビジネス向けを訴求する「AMD PRO」シリーズで新モデルを投入する。薄型ボディのノートPCや液晶一体型PCへの搭載を想定した省電力タイプのラインアップで、処理性能も重視している。
そのほか、今回登場する新モデルの主な仕様は以下の通りになる。
また、AMDは6月2日に、ノートPC向け外付けGPUの新モデルとして、「Radeon R9 M200」「Radeon R7 M200」「Radeon R5 M200」の各シリーズを発表した。登場する新モデルと従来モデルと比較したラインアップの位置づけは以下の通りになる。
なお、AMDは、COMPUTEX TAIPEI 2014の開幕に合わせて台北市において、新モデルに関する解説する説明会を行っている。ここで示した情報を含めた詳細な情報については、後日掲載する別記事で紹介する予定だ。
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