HEPAフィルター採用の“超タフ”なタワーケースが登場!:古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)
先週はインパクトの大きなPCケースが複数登場した。ペットの毛や部屋のホコリに苦労している人、複数のマシンの管理に手を焼いている人、とにかくワクワクしたい人に朗報だ。
防塵防滴仕様のタフケース「SST-MM01B」の展示が始まる。注文は受付中!
先週とりわけ目立っていたのは、シルバーストーンのタワーケース「SST-MM01B」だ。価格は5万3000円前後で、現在は受注扱いとなっている。製品が届くのは4月上旬以降になる見通しだ。
SST-MM01BはE-ATXやATX、Micro ATXなどに対応するケースで、前面に組み込んだHEPAフィルターによりホコリの侵入をブロックするほか、リアとフロントの水ハネ防止グリルによって液体の流入も防止するデザインになっている。
側面パネルを開けると、前後と上部に分厚い保護エリアが設けられているのが分かる。ケースサイズは271(幅)×597(奥行き)×542(高さ)ミリだ。ドライブベイは5インチ2基と3.5インチ7基(うち1基はホットスワップ対応)となる。
週末にデモ機を展示していたオリオスペックは「工場や実験施設などの用途に向いた本格的にタフなケースです。個人でも、ペットの毛の侵入を防ぐ用途や、ホコリが多い室内での使用を想定しているなら、導入を考えてみるのも面白いかもしれませんね」と話す。
ただ、受注前に騒音の程度は把握しておいたほうがいいかもしれない。「フロントに18センチファンが2基ついていますが、HEPAフィルターを通して吸気しなければならないので、フルパワーだとかなり高速回転するんですよね。騒音も古めの空気清浄機ばりにするので、そのままの設定で寝室で使うのはちょっときついでしょう」とのことだ。
同店ではSST-MM01Bを使ったBTOマシンの開発計画もあり、「熱処理や騒音で折り合いがついたら売り出すと思います。検証はこれからなので、実現するか分かりませんが」とも話していた。徹底的にケース内部を守りたい人は、今後の動向に注目しよう。
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