アドビ、「Adobe Document Cloud」を発表:“フォトショマジック”も搭載した「Acrobat DC」
アドビシステムズは、Creative Cloud、Marketing Cloudに次ぐ3本目の柱として「Document Cloud」を展開。PDFアプリを「Adobe Acrobat DC」に刷新する。
アドビシステムズは3月18日、最新クラウドサービス「Adobe Document Cloud」を発表した。Adobe Document Cloudは、書類による業務プロセスを改善するための統合型サービス。文書作成や確認、署名、履歴のトラッキングなどを、マルチデバイスでシームレスに行えるほか、PDFアプリケーションであるAcrobatを刷新し、新たに「Adobe Acrobat DC」をリリースする。
Acrobat DCでは、スキャンした紙文書を編集可能なデジタルドキュメントに変換する機能や、移動中でもデバイスを問わず文書作業を続けられる「Mobile Link」機能、電子メールによる署名(eSignサービス)機能などが利用できる。
同日行われた製品説明会では、タッチ操作に対応した新UIの紹介やOffice(SharePoint)との連携、iPadのカメラでスキャンした文書への署名、Mobile Linkの活用、既存ドキュメント(PDF)をPowerPointに書き出して再利用するといったデモが行われた。
ラインアップは、ビューワーの「Acrobat Reader」、PDFの編集や作成、他フォーマットへの書き出し機能を持つ「Acrobat Standard DC」、さらに高機能な「Acrobat Pro DC」の3種類。価格はAcrobat Standard DCが3万4800円(永続ライセンス)または月額1380円(サブスクリプション)、Acrobat Pro DCが5万4800円(永続ライセンス)または月額1580円(サブスクリプション)となっている。リリースは30日以内の予定。
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