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8月の家電出荷額は2カ月連続プラスに

JEMAが8月の家電製品の出荷実績を発表、出荷金額は2カ月連続のプラスとなった。大型高価格の製品が好調に推移している。

日本電機工業会(JEMA)は、8月の家電製品の出荷実績を発表した。これによると8月の国内家電製品の出荷金額は前年同月比1.7%増の1153億円となり、2カ月連続のプラスとなった。

 個別の製品では、電気冷蔵庫が出荷台数では前年比94.4%とマイナスだったが、出荷金額では同100.4%と5カ月連続のプラスを維持しており、451L以上の大容量タイプが台数ベースで13%増と大容量タイプが伸びている。電子レンジも、台数は1.2%増と微増だが、洗濯乾燥機も8キロ以上の製品が10.1%増、炊飯器でもIH式が6%増(いずれも前年比出荷台数)となるなど大型で高価格の製品が好調だ。

 ほかにクッキングヒーターが3.4%増、電子レンジが1.2%増となったが、食器洗い乾燥機(12.6%減)、アイロン(5.6%減)などがマイナスとなった。なお、前月同様クッキングヒーターの99%がIH付きタイプとなっており、その8割が2口以上のビルトイン型で、オール電化住宅の普及が進みつつある傾向がうかがえる。

image グラフ:JEMAニュースリリースより
image 表:JEMAニュースリリースより

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