> レビュー> ノートPC 2003年5月14日 18時34分 更新

FMV LOOX T93C:光学ドライブ搭載機では最軽量の10.6型サブノートPC
富士通
製品写真
総合評価 6点
携帯性 7
操作性 7
パフォーマンス 5
機能性・拡張性 7
バッテリ性能 8
コストパフォーマンス 6
レイティングポリシー

総合評価コメント

 10.6型ワイド液晶と光学ドライブを装備しながらも約1.5kgという重量は、現在販売されている光学ドライブ搭載機の中ではノートパソコンの中ではもっとも軽量だ。

「Crusoe TM5800 933MHz」はCMSの改良により、Windowsの起動時間を短縮するなどの改良が施されている。モバイルマルチベイによる拡張性は高く、オプションのバッテリを組み合わせると最大12時間の連続駆動を実現できる。無線LANモジュールを内蔵しており、ホットスポットなどでも手軽にインターネット接続が楽しめる。→レビュー本文

評価のポイント

携帯性
    光学ドライブを内蔵しながらも、B5サイズに収まっている点は十分に評価できる。ただ、本体が小さい分、厚さが気になる。
操作性
    キーピッチ17mm、キーストローク2mmのキーボードは、タッチタイピングには十分。ポインティングデバイスはスクロールボタン付きのクイックポイントを採用しており、Webブラウズ時のスクロールも快適に行える。
性能
    Crusoe TM5800 933MHzをCPUに採用しているため、ベンチマークではPentium II 400MHz前後のパフォーマンスだが、モバイルとして割り切るなら十分。ただし、メインメモリからCMSに24Mバイトが割り当てられるため、標準メモリ容量の256MバイトではWindows XPの快適動作はつらい。
機能性、拡張性
    USB 2.0やIEEE1394など、必要なインタフェースは装備している。無線LANを内蔵しているため、ホットスポットでも快適に使用できる。
バッテリ
    バッテリ駆動時間は約3.2時間(JEITAバッテリ動作時間測定法の値)。オプションの「内蔵バッテリパック(L)」とモバイルマルチベイ用の「増設用バッテリユニット」を搭載すれば、最大12時間の連続駆動が行えるなど、利用用途に応じた柔軟なバッテリ構成を選択できる。
コストパフォーマンス
    18〜19万円の実売価格(2003年4月時点)は、光学ドライブを備えたモバイルマシンと考えると妥当な線といえるが、パフォーマンスを求めるユーザーにはお勧めしにくい。

ベンダー製品担当者からの一言

「LOOX T93C」は、軽量コンパクトなボディに光学式ドライブを内蔵した「エンターテイメントモバイルPC」で、外で映画を見たり、音楽を楽しんだりすることがでます。光学式ドライブは着脱式になっており、持ち運びしやすいように取り外したり、オプションの増設バッテリに交換したりすることができ、1台でさまざまなご利用シーンに対応することができます。(富士通 パーソナルマーケティング統括部 コンシューマPC推進部 高田 和明)

スペック

製品名 FMVLT93C
CPU Transmeta Crusoe TM5800 933MHz
液晶 10.6型ワイドFLバックライト付き高輝度TFT(1,280×768ピクセル)
グラフィックス(ビデオRAM) ATI MOBILITY RADEON(8Mバイト)
標準メモリ SDRAM/133MHz 256Mバイト(最大384Mバイト)
HDD 40Gバイト(Ultra ATA-66)
光学ドライブ DVD-ROM & CD-R/RWコンボドライブ
サイズ(W×D×H) 267×178×36.5mm
重量 約1.3kg(ウェイトセーバー装着時)/約1.5kg(コンボドライブ装着時)

[赤坂賢太郎, ITmedia]

関連リンク
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FMV-BIBLO LOOX T93C 製品情報
10.4型サブノートPC インデックス

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