> レビュー 2003年9月9日 11:22 AM 更新

広角の楽しさは「28ミリ」に――ワイドズーム搭載「Caplio G4wide」レビュー(1/3)

普及価格帯のコンパクトデジカメでは非常に珍しい「28ミリ相当からの広角ズームレンズ」を備えたリコーの「Caplio G4wide」。高倍率人気にアンチテーゼを投げかける“こだわりの1台”の、発売前レビューをお届けしよう。

 リコーが8月19日に発表したデジタルカメラ“Caplio”シリーズの新製品「Caplio G4wide」は、普及価格帯のコンパクトデジカメでは非常に珍しい「28ミリ相当からの広角ズームレンズ」を備えた意欲作だ。

 高倍率が人気となっている現在のデジカメ市場に、アンチテーゼを投げかける“こだわりの1台”を、発売前に触ることができたのでレビューをお届けしよう。(記事内の「〜ミリ相当」は、銀塩フィルム35ミリ判換算で相当する焦点距離を指している)


リコー“Caplio”シリーズの新製品「Caplio G4wide」

 G4wideの最大の特徴は、5万円という普及価格のコンパクトデジカメに、28〜85ミリ相当の広角寄りな光学3倍ズームを搭載した点だ。

 「28ミリ相当の広角ってそんなに珍しいの?」と思われた読者もいるだろう。銀塩コンパクトカメラでは28ミリからの広角ズームなんて当たり前のように存在するからだ。

 だが、現在販売中(予定)のデジカメで28ミリからの広角ズームを搭載したモデルは、ミノルタの「DiMAGE 7」シリーズやその後継となる「DiMAGE A1」(9月下旬発売予定)、ニコンの「COOLPIX 5400」ぐらいしかない。いずれも、実売10万〜13万円前後のハイエンドモデルだ。


G4wideは28〜85ミリ相当の広角寄りな光学3倍ズームを搭載

 以前は、キヤノンがPowerShotシリーズ(「A5 Zoom」「A50」など)で28ミリからの普及型コンパクトズーム機を出していたほか、コダックの28−84ミリ相当の3倍ズームを備えたコンパクト機「DC4800 Zoom」などがあった。

 最近では、ハイエンド機でも35ミリ相当が広角側の標準とされ、普及機では広角よりもむしろ望遠寄りの高倍率ズームが人気となるなど“望遠重視”の傾向が強い。だが、風景写真でワイドに描写したいときや、部屋や店内での全景撮影などには、画角が広い広角レンズがあると非常に便利だ。

 現在のデジカメで広角側の主流となっている35ミリ相当と、G4wide自慢の28ミリ相当とでは、どのくらい画角が違うかを、G4wideのズームを使って確かめてみた。


左上がG4wideの35ミリ相当、右上が28ミリ相当の焦点距離で撮影。下の写真は、被写体までの距離の目安のために撮影場所を横から写したもの

 看板が4枚あるが、35ミリ相当では両端2枚の下隅がフレームからはみ出してしまっているのに対して、28ミリ相当では、余裕を残しつつ4枚全部フレームに収まっている。下の写真を見てもらえば分かるが、被写体の看板の向かい側には通りを挟んでビルがあり、これ以上後ろに下がれない状況になっている。

[西坂真人, ITmedia ]

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