> レビュー 2003年11月10日 07:31 PM 更新

今年はやっぱ複合機でしょ――その2
全部入りの強力マシン「PM-A850」(2/4)


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 PCとの接続インタフェースはUSB2.0 Hi-Speedで、前面にはPictBridge/USB-DIRECT PRINT用のUSB1.1コネクタがある。


全面左に用意されているUSB1.1対応コネクタ


6色独立タンクとなったインク。もちろん耐候性を高めた「つよインク」だ

 操作パネルのボタン類は、「各種設定」、「モード」(コピー/メモリカード印刷/フィルム印刷/スキャン)、「スタート」(カラー/モノクロ)、「メニュー」、4方向キー、「OK」、「キャンセル」などだ。しかし、ボタンのクリック感がいまひとつで、特に4方向ボタンがよくない。押下感に乏しく、右を押したつもりが上になっていたなど、操作に気を遣わせられるところがある。

 また電源は、ボタンを2秒長押しすることでスイッチが入るのだが、そのあと起動するまでさらに2秒弱の間があり、電源が入っているのか一瞬不安になる。加えて電源オンから操作可能になるまでの起動時間が、測定したところ約25秒もかかる。これは長いように思う。このあたりは改善して欲しいところだ。


パネル左に用意されている操作ボタン。「各種設定」、「モード」(コピー/メモリカード印刷/フィルム印刷/スキャン)


パネル右に用意されている操作ボタン。「スタート」(カラー/モノクロ)、「メニュー」、4方向キー、「OK」、「キャンセル」

 PM-A850だけで可能なプリント機能はたいへん豊富だ。単純なコピーは、原稿をセットしてカラーかモノクロのスタートボタンを押せばよい。割り付けやポスターなどのコピーレイアウトもたくさん用意され、L判/2L判の写真コピーモードでは退色復元プリントも可能だ。

 メモリカードからのダイレクト印刷では、メディア内の好きな画像を好きな枚数だけプリントできる。1コマや全コマ、画像番号の連続範囲のコマしか印刷できない製品が多いなか、この自由度は大きなアドバンテージだ。メディア内の画像を液晶モニタでプレビューしながら設定していけるので、使い勝手も申し分ない。

 画像プレビューの読み込みに一呼吸待たされるが、ストレスを感じるほとではない。サブメニューの「L判印刷」を選ぶと、印刷画像を指定するだけでL判フチなし印刷が行える。


メモリカード内のプレビュー画像

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