> ニュース 2003年12月1日 10:13 PM 更新

雨の中5000人が大行列──アップルストア銀座オープン(3/3)


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 それにしても、iPodやiBookなど、かなりよく売れている。今日のために買い控えていた人もいるだろうけど、勢いで買っちゃった人もいるんだろうな。

 また、「BTOできないんですか?」も、ときおり見られた。わたしも知らなかったのだけど、メモリ、AirMacカード取りつけ以上のことはできないんだそうだ。わたしもiBookにUSキーボードをつけている人なので、人ごとではない。できるようにしてください。それこそ、アメリカの人なんかがいきなり来て買いたいなんてこともあるだろうに。

 午後1時すぎ、「最初のPower Mac G5」が売れる(しまった、どのモデルか聞きそこねた)。17インチディスプレイ、iSightなども一緒。iBookなどはともかく、さすがにPower Mac G5は、そうぽこぽこ売れるものではないのだ。

 お買い上げの芳賀さんによれば「前から欲しいとは思っていたのだけど、ここで最後のひと押しをされてしまった」のだそうだ。とても正しいアップルストアである。

「free」サービス

 インターネットカフェは盛況。iSightがつながっているので、iChat AVで遊んでいる人が多い。背中合わせに置かれた2台のマシン(つまり操作者は向かい合ってる)で、AVチャットしているカップルが結構いるのがおもしろい。

 そういえば、一度デジカメのデータを吸い上げようと思って、自分のiBookを開いたのだけど、店内の無線LANにつながって、立ち上げっぱなしになっていたiChatのRendezvousで自分が公開されてしまっていた。自分のマシンを開く人は要注意。


 Kidsコーナーは、椅子がいい。固めのボールクッションみたいなのなんだけど、大人が座っても子どもが座ってもいい感じだ。バランスチェアみたいな原理なのか、座ると自然に背筋が伸びるのもよい。子どももゲームを始めちゃうとなかなか離れない。親御さんはそのあいだに買い物っていうことかな。


 シアターも盛況。最初に、写真による店内案内があったのだけど、なんだかスタッフの手作りみたいで楽しい。最後にiPhotoが落ちたのもお約束。

 一日中いくつものデモなどがあったのだけど、その合間(休み時間)にも椅子に座っている人がいる。続けて2コマ見る人もいるんだろうけど、もっと純粋に休んでいるって人もいるのだ。考えてみると、この店内で「ゆっくり座れる」のはここだけなのだ。まぁ、そうやって休みながらでもデモを見てもらえればいいんだろうけど。

 Genius Barは、わたしが見ている範囲では、意外に混んでなかった。トラブルを抱えた人がもっと殺到するかと思ったのだけど、今日はそういう気持ちじゃなかったのかもしれない。


 アップルストア銀座はとても楽しい店だ。そこにいけば、なんかしらおもしろいものが見られそうな気がする。Pantherの発表会のとき、「OSをいじっているだけで楽しい」って表現があったのだけど、それとおなじ感覚がこの店にもあてはまる。つまり、それがアップルらしさってことだ。

 ただ、残念なこともひとつ。

 先着2500名様のTシャツは箱に入っている。そして、このシャツにはサイズがあり、そのサイズ表記は箱の底にあって見づらい。だからか、配るときには客の体格はおかまいしなしに適当に渡していた。これは、かなりまずい。最初からフリーサイズっていうのが一番なんだけど、サイズがあるなら、それをちゃんと見て渡すべきだ。


 当然、あとからサイズが合わないんで取り替えてくださいということが多数発生。さらに残念なことに、その対応もスタッフによってばらつきがあったのだ。サイズのあわないTシャツを持って帰ることになった人はかなり残念だっただろう。サービスのはずのことで、顧客満足度を下げたら意味がない。



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[こばやしゆたか, ITmedia ]

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