デザイン一新、パワフルモバイルに変身した「LaVie J」(3/3)
前モデルと同様、新LaVie Jは、本体からの電源供給が可能なCD/DVDコンボドライブ「マルチプレードライブ」も付属する。Web直販モデルなら、DVD-R/DVD-RW/DVD-RAM対応の「DVDマルチドライブ」も選択可能だ。データ転送用のUSB端子と電源端子が一体となった専用ケーブルで接続し、付属のスタンドで縦置きも可能。 本体からの電源供給では、モバイル利用時に、ACアダプタを持ち運ぶ必要がないのが大きなメリットだが、そのぶんバッテリの持続時間にもシビアに反映されてしまう。 こうした利用シーンに合わせて、有効にバッテリを使うために用意されているのが電源管理ユーティリティだ。OS標準の電源管理にも、さまざまな利用シーンに合わせた設定が用意されているが、ユーティリティ独自の機能として、CPUの動作速度のコントロールやディスプレイの輝度調整なども可能となっている。 CPUの動作速度は、バッテリ優先または速度優先に応じて4段階に設定できるほか、「プレゼンテーション」「音楽鑑賞」「ワープロ」「DVD/ゲーム」「最小の電源管理」などの各利用シーンごとに、CPUの省電力、ディスプレイの輝度を設定することも可能となっている。
電源の管理は、パフォーマンスまたは利用シーン別に設定できる
各設定は、CPUの省電力、液晶ディスプレイの輝度調整などのカスタマイズが可能
CPUの動作状況をモニタすることも可能で、右上のブーストボタンで瞬時にMAXにできる
アナログ表示も可能
ベンチマークによる性能測定もおこなった。使用したソフトは、CPU、メモリ、ハードディスクなどの性能を測る「Sandra 2004」および「HDBENCH3.30」と、3D描画処理能力を測る「3DMark2001 SecondEdition」および「FINAL FANTASY XI Official BenchMark 2」の4本。「LaVie M」の上位モデル「LM700/7E」の数値も参考にしてみるといいだろう。 結果は、CPUやグラフィックなどの基本性能では、仕様で上回る「LM700/7E」には及ばないものの、同クラスのB5モバイルノートとしては、かなり高いレベルとなった。注目は、ハードディスク性能を測る「Sandra 2004」の「File System Benchmark」と「HDBENCH」のRead、Write、FileCopyのすべての項目でLavie Mを上回っている点だ。LaVie Mにも、LaVie Jと同じ4200回転の2.5型ハードディスクが搭載されているが、このあたりは、採用したハードディスクの性能差によるところだろう。 グラフィック機能については、MOBILITY RADEON 9000を搭載するLaVie Mほどではないが、それでもMOBILITY RADEON 7500搭載を搭載する新LaVie JおよびWeb直販モデルでは、FINAL FANTASY XIの快適な動作も可能なレベルとなっている。チップセット内蔵のグラフィックを使用する同クラスのノートでは、「FINAL FANTASY XI Official BenchMark 2」自体が起動しないことからすると、格段の性能差といえる。
LaVie JのHDBENCH結果画面
LaVie MのHDBENCH結果画面 関連リンク NECのWebストア「121@store」 [土田一彰, ITmedia ] Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved. モバイルショップ
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