> レビュー 2003年12月4日 03:26 PM 更新

Windows XP Media Center Editionがやってくる――第2回
NEC VALUESTAR U VU700/7G(2/3)


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 初期セットアップは、独自コネクタで配線数を減らした富士通とは異なり、ディスプレイには電源、グラフィックスカードのケーブル(DVI-D)、そしてオーディオと、3本の配線(本当はUSBケーブルも)を取り付けないとならない。また、キーボードとマウスも有線のもので、セッティングはよくある普通のパソコンと同じだ。その代わりマウスは光学式で動きは滑らかだ。

 電源を入れると、起動時にはCPUクーラーからの音がうるさくて気になるが、これは一瞬で、すぐに回転の抑えられた静音モードになる。CPUの温度を感知した回転数制御を行っているようで、これならリビングでも問題ないだろう。ベンチマークソフトを動かしてみても、秋の室温程度では耳障りというほどではなかった。

 ビデオキャプチャカードは従来のNECマシンとは異なり、ピクセラ製の三元Y/C分離、ゴーストリデューサー付と富士通と同じボードを使用している。ご存じのようにNECには「SmartVision」シリーズという自社のビデオキャプチャカードがあるのだが、今回は採用されていない。

 ちなみにピクセラのリリースによれば、今回のMCE2004マシン発売に際して6社にOEM供給を行ったとあるので、2社(ソーテックはAverMedia社製、デルはALL-IN-WONDER 9000を採用)を除いて、すべてピクセラの製品を使っているということになる。


VU700/7Gに搭載されているビデオキャプチャカード

 HDDは7200回転の250Gバイトモデルを採用しており、最高画質でも80時間程度のTV記録が行える。安定してキャプチャを行うためには7200回転ドライブが必要だったのだろうが、250Gバイトとはなかなか豪勢だ。これならばホームサーバを構築できる、と言いたい所だが、MCE2004にはホームサーバ機能がない。このあたりは今後の展開次第だろう。

[小林哲雄, ITmedia ]

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