きょうは登場したばかりのPT880のパフォーマンスに迫って見た(3/3)
WinBench99 Ver2.0「DiskWinMarks」
Sandra 2004「MemoryBandwidth」「Cache&Memory Benchmark」
NetPerf-2.1 残念ながらSYSmark2002のスコアでは、PT880はIntel 865PEにわずかにおよばない結果となった。Internet Content Creationでは同スコアなのだが、Office Productivityで差を付けられてしまったためだ。 各部のスコアを見てみると、AGPではIntel 865PEの優勢、HDDパフォーマンスではPT880の圧勝、メモリパフォーマンスではほぼ同レベルである。ところで、SYSmark2002のOffice Productivityでは、P4P800がかなり良いスコアとなっている。HDDのパフォーマンスの影響が大きいと言われているOffice Productivityだが、WinBench99によるテストでは、PT880がP4P800を上回っており、説明が付かない。 この理由を探るため、追加のベンチマークを行った。追加したのは、Sandra2004のCPU関連のテストと、3DMark03のCPUテストだ。
Sandra2004「CPU Arithmetic Benchmark」
Sandra2004「CPU Multi-Media Benchmark」
3DMark03「CPU Score」 追加テストの結果、Sandra2004の整数演算系のテストでは、P4P800が少しだけ上回っている。3DMark03のCPUテストでもP4P800が優勢である。これが、整数演算系のテストが多いSYSmark2002のOffice ProductivityでP4P800がリードしている理由の一端と見ることができるだろう。 CPU自体は同じであり、マザーボードで設定されているメモリクロックが多少PT880のほうが高いことを考慮すれば、整数演算系の処理が速いという結果は、FSBの転送効率が優れていることを示している可能性が高い。 なお、ギガビットLAN同士の比較では、P4P800が搭載するPCI接続の3com MARVELL 940-MV00と比べて、PT880 Neoの搭載するRealtek RTL8110Sが送信時のパフォーマンスに優れているようだ。 結論としては、総合力でIntel 865PEにわずかにおよばないものの、その差はとても小さく気にならないレベルであるということだ。Office Productivity以外のテストでは、両者間にほとんど差はないといってもよく、PT880がIntel 865PEと同等の性能を発揮していると見ることができる。 先週末に店頭に並んだPT880 Neoの販売価格が1万1000円から1万2000円となっている。この低価格と今回のベンチマークの結果を見る限り、Intel 865PEより圧倒的なコストパフォーマンスを発揮するPT880 Neoを選ぶ価値は十分にあると言えるだろう。
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