> レビュー 2003年12月10日 02:34 PM 更新

Windows XP Media Center Editionがやってくる――第5回
東芝 DynaBook G9/X24PDCWTB(3/3)


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 付属ソフトも盛りだくさんとなっている。マルチメディア関係ではCD/DVD書き込みの「Drag'n Drop CD+DVD」、DV編集の「WinDVD Creator」、MP3再生の「BeatJam for TOSHIBA」、DVDビデオ再生の「WinDVD4」と、デフォルトで用意されるメディアセンターと競合するソフトも含まれている。ただし「SONIC Primetime」も含まれているので、メディアセンターで録画した画像を違和感のない操作でDVDに書き出すことが可能だ。

 また、WinDVD再生はメディアセンターのリモコン操作にある程度対応しており、ドルビー関係の特殊な設定を行って再生できるという充実度を考えると、DVDビデオ再生はこちらに軍配が上がるだろう。また、Sonic Primetimeは記録時に再エンコードするわけではないので、DVDに記録するときに記録画質を上げすぎるとサイズ不足で書き込めないことに注意したい。

 光学ドライブは松下の「UJ-811B」を使用しており、DVD-R/RAMが2倍速、DVD-RW等倍速の書き込み(CD-R16倍、CD-RW8倍)が可能だ。ノートPC用ドライブでは最大級の速度に対応しており、DVDレコーダーで記録したDVD-RAMも当然利用できるのだが、メディアセンターはDVD-VR記録に対応していないので、その場合はWinDVDで閲覧することになる。


G9に搭載されるDVD Multiドライブ

 ベンチマークテスト結果もさすが高級ノートという感じで、特にグラフィックスチップが「GeForce FX Go5600」であり、デスクトップPC並のパフォーマンスを誇るので、よい結果を残している。ただし、HDDは5400回転の高性能タイプながら、ノートパソコン用の2.5インチを使っているので、スコアはやや低めだ。


PCMark2002のベンチマークテスト結果


3DMark2001 SEのベンチマークテスト結果


FINAL FANTASY XI Official Benchmark 2のベンチマークテスト結果


3DMark 03のベンチマークテスト結果

なお、ここではすべてのMCE2004マシンをあえて同列に並べている。デルはPentium 4/3GHz、東芝はモバイルPentium 4-M/2.40GHz、富士通はAthlon64 3200+、NECとMCJはPentium4/2.60C GHzだ。詳しいスペックは各回のレビューを見ていただくとして、あくまで参考程度に見てほしい

 G9はデスクトップクラスの性能を持っており、価格はデスクトップPCよりも高くなるが、必要なときに出して使える収納性と持ち運び自由な利便性を持っている。音質にもこだわった作りで、harman/kardonのスピーカーシステムは心地よい。MCE2004マシンに省スペース性を求めるなら、このマシンを選択肢に入れてもよいだろう。

関連記事
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関連リンク
▼ DynaBook G9 Series
▼ 製品情報「DynaBook G9/X24PDCWTB」

[小林哲雄, ITmedia ]

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