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» 2018年09月21日 11時00分 公開

建設・測量生産性向上展:計測スピード最大200万点/秒のポータブルレーザースキャナー、3次元点群データを2分で生成 (1/2)

ライカジオシステムズは、計測用のポータブルタイプのレーザースキャナー「Leica RTC360 3D レーザースキャナー」を2018年秋に発売する。

[石原忍,BUILT]

 ライカジオシステムズは、高性能レーザースキャナーとモバイル端末用アプリを組み合わせたソリューション「Leica RTC360 3D レーザースキャナー」を2018年10月に発売する。2018年8月28〜30日に幕張メッセで開催された「建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」で実機が披露された。

自己位置を常時認識し、階数・部屋を問わず現場内の一貫した3Dイメージを生成

三脚の上に取り付けた「Leica RTC360 3D レーザースキャナー」=2018年8月28日、幕張メッセ

 Leica RTC360 3D レーザースキャナーは、自動的にスキャンデータの合成処理を行うタブレット端末用アプリ「Leica Cyclone FIELD 360アプリ」と連動している。

 建設現場などで専用三脚の上にレーザースキャナーを設置して、タブレット上の専用アプリからボタンをタップするだけで、自動でスキャナーが回転して周囲のデータを取得。スキャンした画像を基に、アプリ上で3次元の点群データが数分で合成され、スキャナーに内蔵されている無線LANで、タブレットにデータが飛ばされ、現場で確認ができる。スキャナー自体にもフルカラータッチスクリーンディスプレイを搭載しているため、本体からの操作も可能だ。

 事務所や会社に戻ってからは、PCにデータを取り込み、さまざまな形式に対応した点群処理ソフトウェア「Leica Cyclone REGISTER 360」で、より高精度な専門家レベルのプロジェクト成果品を生成できる。

Leica RTC360 3D レーザースキャナー

 Leica RTC360 3D レーザースキャナーの計測スピードは、1秒間に最大200万点で、高度なHDRイメージングシステムを搭載し、カラーの3D点群データがわずか2分で取得できるという。スキャナーは自分の位置を把握しているため、スキャナーを持ってスキャン位置を移動すると、ビデオカメラで位置を追尾し、現場内の一貫した3Dイメージを生成。部屋間の行き来や階数の昇り降りをしても正確なデータが取得できる。

 スキャナーサイズは120×240×230mm(ミリ)とコンパクト設計。三脚も折り畳めるため、さまざまな種類のバックパックに納まる。スキャナーには、USB3.0メモリが付属し、データのやりとりはUSBメモリでも行える。

シリーズ最小・最軽量のシンプル設計スキャニングシステム

「Leica BLK360 イメージングレーザースキャナー」

 ブースでは、レーザースキャナーで最軽量とされるエントリーモデル「Leica BLK360 イメージングレーザースキャナー」も出品。全天球カメラとサーマルカメラを搭載した3Dスキャナーで、サイズは高さ165×直径100mmのコンパクトサイズ。重量もわずか1kgで、持ち運びにも適する。

 操作方法は本体ボタンを押すだけで即座にスキャニングを開始。高解像度の3次元パノラマ画像で周囲のリアリティーデータをキャプチャー。即時にHDR画像、サーマル画像、点群データが取得できる。

 デスクトップ、ウェブ、モバイル用のAutodesk ReCap Proと連携しているため、CAD、BIM、VRおよびARアプリケーションに点群データを転送して利用することができる。モバイルアプリでは、iPadに画像と点群データをストリーミングする。

 スキャン速度は、1秒間に36万点で、標準解像度であれば3分未満でフルドームスキャンおよび150MP球状画像データを生成する。最大測定可能距離は60m。

「Leica BLK360 イメージングレーザースキャナー」
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