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鉄道会社が続々と太陽光発電に、名鉄と小田急も社有地に建設:自然エネルギー
広大な土地と施設を保有する鉄道会社が資産の有効活用を目的に相次いで太陽光発電事業に乗り出す。新たに名古屋鉄道と小田急電鉄も参入計画を発表した。名鉄はグループで保有する愛知県と静岡県の土地に合計3.3MW、小田急は東京都の電車基地に0.6MWの発電設備を建設する。
名古屋鉄道グループが太陽光発電所を建設する場所は静岡県の湖西市(図1左)のほか、愛知県の知多郡と新城市の合計3か所である。全国でも特に日射量の多い地域で、3か所を合わせて発電能力は3.3MW(メガワット)、年間の発電量は330万kWhを見込んでいる。いずれも2013年内に運転を開始する計画で、売電収入は年間に1億円を超える。
一方の小田急電鉄は東京都世田谷区の「喜多見電車基地」の内部や周辺にある施設の屋上と屋根に太陽光パネルを設置する(図1右)。合計の発電能力は0.6MW、年間の発電量は58万kWhを想定している。2014年3月に稼働する予定で、売電収入は年間に2000万円程度になる。
鉄道会社ではJRグループや地下鉄の東京メトロがメガソーラーの建設を積極的に進めているほか、私鉄大手でも近畿日本鉄道や東武鉄道などが2013年内に社有地でメガソーラーを建設する計画だ。鉄道各社は未利用の広大な土地を抱えていて、遊休資産の活用が課題になっている。
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